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教育・研修担当者のためのカンペ集

研修をオンライン型で行うメリット

2023.04.06

近年(2023年)では徐々にオンライン研修から集合型研修に戻して実施することも増えてきました。

オンラインと集合型では学ぶ内容は同じだとしても、受講者とのコミュニケーションの取り方やグループワークなどの進め方が異なってきます。

今回はオンライン型研修を取り入れる場合のメリットをまとめていきます。

研修の空気に左右されない

研修は講義内容が同じでも受講者の特徴や環境によって研修の空気感が異なると言われています。

特に集合型の研修では、受講者がみな同じ空間にいるため、この「空気感」による影響が大きくでます。

影響として、普段話さない人や初めましての人が多い研修では、研修の前半まではグループワークで同じグループの人間関係を忖度し、相手の意見に同調してしまう、内容の深堀ができず、自分の発言を控えてしまうケースや存在感のある声の大きい人の意見が採用されてしまうといったケースがでてきやすくなります。

その点、オンライン研修では画面越しのため、空気感を共有していないことから一定の影響に狭めることができます。

まず、個々の存在感や声の大きさによる差は気になりにくくなります。そのため忖度の必要がなくなり、アウトプットに集中することができるようになります。

また、受講者の中には「対面での全体での発言が苦手だが、画面上での発言なら苦痛ではなかった。」、「チャット機能を活用することで意見を発信しやすかった」といった感想もあがることがあります。

集中力の持続性

集合型では、やはり存在感のある人や発言回数の多い人に視線が集まりやすくなります。

逆手に取ると、目立たないようにしていれば他社からの注目を集めることが少なくなり、周囲が気になったりと肝心な研修に集中できていないことがあります。

一方、オンライン型では、原則的に受講者は画面オン(顔出し)で実施をするようにし、画面には全員が等しい大きさで表示がされます。そのため、よそ見や下を向くなどすればするほど悪目立ちをするようになります。

つまり、受講者は常に「見られている」という意識を持ち、緊張感を保ちながら受講がしやすくなるメリットがあります。

しかし、オンラインではカメラに映る範囲での情報しかなく、内職をされやいすいのがネックです。

そのため、研修途中に質問するなど、受講者に「いつ質問されるのかわからない」状態を作ることが大切です。

オンライン研修は、受講者が同じ場所に集まらなくても実施ができるといったメリットはもちろんですが、その他にもオンライン型で行うメリットはあります。

集合型にもオンライン型にはないメリットはあるため、どちらを選択するのが効果的になるのかをじっくりと考えて決定していきましょう。

 

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