「論理力」は仕事の質をあげる武器
出口汪さんは、カリスマ予備校講師としての呼び声高く、
受験勉強でお世話になった人も多いのではないでしょうか。
ご多分に漏れず、筆者もその一人です。
出口さんの得意領域といえば現代文、というイメージもありますが、
仕事で使える「論理力」に関する書籍も出版されています。
プレゼン、商談、交渉、議論など、仕事の多くの場面で論理力は必要とされます。
そのため新入社員や若手社員研修ではロジカルシンキングが人気なわけですが、
仕事は受験勉強と違い、知識の量を比べるところではありません。
仕事においては、何よりも実践できることが求められます。
インプットして終わりではなく、現場でアウトプットするためにも
仕事の場面を具体的にイメージしながら、学ぶことが大切です。
今回ご紹介する本は、対話形式で読みやすいのに、
論理の基本をしっかりと学べる良書です。
仕事の質を上げたい。
論理力を鍛えたい。
という方はぜひお手に取ってみてください。
タイトル:出口汪の論理的に考える力が身につく本
著者:出口 汪
出版社:SBクリエイティブ (2015年8月発売)
こちらは数年前に出版された本ではありますが、
論理力は時代やトレンドなどに関係なく、不変的に使える武器です。
読む、聞く、話す、書く、考える。
これら全ての土台に論理力は必要です。
この中で「聞く」は他の項目より少し違和感があるかもしれませんが、
論理力がなければ、相手の話を正確に理解することはできません。
理解ができなければ、それは「聞いていない」ことと同義でしょう。
さらに、論理力というと「考える力」とイメージする方も多いですが、
論理力を育てるためにまずすべきことは「読む力」を鍛えることだと出口さんは言います。
論理的な文章を知らずに、論理的に考えるのは難しい、ということですね。
論理的な文章を読む良い練習台が新聞です。
大学生や社会人になると、周りから新聞を読んだ方が良いと言われるようになりますが、
社会情勢を知る、教養を身につける以外にも、
論理的な文章に触れる機会をつくるのに、新聞は最適なのです。
このように書くと、新聞なんかよりネットニュースでも同じ情報は手に入るから、
わざわざ新聞じゃなくてもいいでしょ、との反論も聞こえてきそうですが、
ネットニュースは速報性を大事にしているので、
同じネタであっても新聞と比べて、どうしても浅くなりがちです。
その点、新聞は背景や詳細まで載っているので、
自然と論理構造を読み解きながら理解する力が身についていきます。
論理力は一度、身についてしまえば忘れることがありません。
自転車の乗り方を忘れないのと同じことです。
早い段階から論理力の基礎を身につけ、仕事の質を上げていきましょう。
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