① まずは始める
一体何から始めたらソフトバンクのようにうまくゆくのかと、道のりははるか先のように感じるでしょうが、悩むことはありません。まず、何から始めようかと「考え始める」ことです。考え始めることができたら、もうスタートしているも同然です。まずは何をして、と、具体的に、ああでもないこうでもないと検討を始めます。そう、「検討開始」です。
この時に注意することは、思いを巡らせるだけではなく、検討したことを思いつくままに、活字にしていくことです。これは、研修に限らず、すべての業務に通用します。思考を形にすることで、次の思考が見えてきます。ランダムでも、思いつくことをできるだけ「見える化」をして、文字にしましょう。
担当者が複数人いる時は、ポストイットのような付箋紙に一件一葉にして描いてみることをお勧めします。それを張り出して眺めてみると、実現への糸口が形になって見えてきます。
② 最初から100%を望まない
検討を始めたら、何のために行うか、どのように行うか等、様々な問題点や目標とすべき状況の姿が見えてきます。それを、企画書や計画書にまとめてみるのです。行うことは、経営上非常に意義の高い内容ですので、一晩でできるような内容でもなし、実行は数年を要しての中期計画めいたものになるでしょう。それでよいのです。
将来、自社がどのようになりたいかをイメージして、共感者を増やしていきましょう。そうすると、仕事が自然と進んでいく力を得るようになります。これが、思いを企画書にして「見える化」するメリットです。
そして、実現可能な、いかにもできることを、実行に向けて根回しするか、早ければ、決裁を取るか、できるだけ経営者の意向として決定事項とすると、さらにスピードが上がって物事が運ぶようになります。
③ 組織化、チーム化
計画を見える化できたら、誰が関係して行うのか、少人数のチームを組むとよいでしょう。一人で思い悩むのでは一向に進みません。上司の支援も必要ですし、できるだけチーム化して、役割を分担し、いつまでに、誰が何を行うのかを明確にして進めていきましょう。
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