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あゝ人材教育!3分ななめ読み

ウィズコロナにおいて必須なスキル「クリティカルシンキング」とは?

2020.11.26

本コラムの背景

現在、新型コロナウィルス第3波によって、世界中で大混乱が引き起こされています。
国内でもそれに伴い、GoToトラベルの一時停止が先日発表されました。

しかし、本当にこの措置が適切だったのでしょうか?
もちろん、本キャンペーンの使用者あるいは被使用者だけでなく、
旅行先地域にお住いの方々のことも考慮しての今回の決断でしたが、
直接的な因果関係は明らかになっていないということです。

また、今回のように常に不安や恐怖に駆られている状況においては、
事実か不確かでないフェイクニュースなどにも惑わされがちです。
これによって社会的な混乱を招いたりすることもあり、
大きな社会問題の一つとなっています。

そこで必要となるのが、
「それは事実か?意見か?」
「その根拠は?」
「考えが偏っていないか?」
というように考える姿勢=クリティカルシンキングです。

クリティカルシンキングって?

「クリティカルシンキング」とは、簡単に言うと
「与えられた情報だけを鵜呑みにせず、一度立ち止まって別の視点から注意深く考えること」です。

また、現代はVUCA時代()と呼ばれているように、
昨日の成功体験が今日も通じるか、は定かではありません。
Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)から成る造語

特にビジネスパーソンとしてある程度実績・経験がある方は、
固定観念や先入観が強くなりがちですが、それらを取り払うためにも
クリティカルシンキングは非常に有用と言えるでしょう。

実際に日本を含む世界各国でクリティカルシンキングは注目を浴びており、
2020年のLinkedIneラーニング視聴数(国内)では、
クリティカルシンキングが1位だったそうです。
(出典:2020年 最も人気のeラーニング講座とは?国内・海外比較、最新動向など

クリティカルシンキングを実践するには?

クリティカルシンキングを実践するには、
土台となる見方や心構えが備わっている必要があります。
以下の3つの姿勢が基本となります。

目的は何かを常に意識する

目の前の事象や問題だけに着目して解決しようとするのではなく、物事の本質が何であるかを常に考え続ける

自他に思考の癖があることを前提に考える

経験や価値観などから、人それぞれに“思考のクセ”があるという事を踏まえたうえで、状況を客観的に判断する

問い続ける

一度問題が解決した後も問いをやめない
例)「これ以上の施策はないのか」、「より早い段階で問題検出することはできないか」

まとめ

変化の多い現代のビジネスシーンにおいても、
問題を表面的に捉えるのでなく、本質を見抜けるようになることで、
今の手詰まり状態から脱却できるかもしれません。

また、こういった時代だからこそ、不確かな情報に動かされ、
過剰な自己防衛や身勝手な行動に走らないように、
クリティカルシンキングを活用し、「本質を見抜く力」を養ってみてはいかがでしょうか?

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