ヒップスターゲート

ダイバーシティのプロが呟くアレコレ

都合の良い情報ばかりに踊らされる脳

2023.09.14

誰もが持つ確証バイアス

確証バイアスとは、私たちが新しい情報や意見を受け入れるときに、
自分たちの既存の信念や考え方を支持する証拠を過度に重視し、
反対の証拠を無視してしまうことです。

一つ、例を挙げて考えてみましょう。 ある人が犬が怖いと思っているとします。
その人は、友達から「犬はとても優しい動物だよ」という話を聞いても、
自分の怖さを支持する証拠として、以前に噛まれた経験や犬に関する
ネガティブなニュースを思い出してしまい、友達の話を安易に信じることはありません。
つまり、自分の既存の信念に合致する情報を信じやすくなるのです。

確証バイアスは、私たちが自分の考えを守りたいという心理的な傾向から起きます。
新しい情報や意見を受け入れることは、自分の信念を変える必要があるかもしれないため、
不快や不安の感情を覚えることがあるのです。

確証バイアスはなぜ起こる?

確証バイアスが起こる理由をいくつか説明します。 

認知の効率性と情報処理の省略

人間の脳は限られた容量を持っており、情報の処理には効率性を求める傾向があります。
そのため、既存の信念や意見に合致する情報を受け入れやすくなります。
反対の意見や証拠を正当に評価するためには、
追加のエネルギーや時間が必要とされるため、省略される傾向があるのです。

自己正当化の強い思い込み

人間には、自分は正しいはずだと思い込む傾向があります。
間違っているはずがない、だからその自分の正当性を証明するものばかりに注目がいき、
結果的に反対の情報を無意識に避けてしまいます。

社会的な影響や所属するグループの一体性

自己の信念や意見に合致する証拠を提供する他の人々やグループに対して、
より好意的な態度を持ち、その情報をより重要視する傾向があることも
確証バイアスを引き起こす一つの原因と言えます。

確証バイアスを克服する3つの方法

確証バイアスは、誰にでも影響を与える心理的な傾向ですが、
克服するための方法もいくつかあります。
より客観的な思考とバランスの取れた判断を促進するために、
次のような方法を意識的に実践していきしましょう。

自己認識と意識化を促す

まず自分自身を認識し、その傾向に気づくことが重要です。
日々の振り返りや自己内省を通じて、自分の意見や判断に対して、
客観的な視点を持つことを意識していきます。
自分の信念に偏りがないか常に注意を払うことで、
バイアスの影響を抑えることができるようになるでしょう。

異なる情報源の探索と評価をする

異なる情報源からの情報は積極的に探しましょう。
特定のメディアや意見に偏らず、幅広い視点や情報を得ることが重要です。
ニュース記事、学術論文、異なる意見を持つ人々との対話など、
さまざまな情報源を活用してください。
異なる視点の情報を取りに行くことはエネルギーを使いますが、
そうした情報にアクセスすることで、より多角的な判断ができるようになります。

新しい情報や意見を受け取ったら、主観的な感情や既存の信念に左右されず、
客観的に評価を下しましょう。証拠の信頼性や科学的根拠を考慮することが重要です。
そのため一つの情報源だけでなく、複数の情報源を参考にすることは不可欠なのです。 

クリティカルシンキングを取り入れる

クリティカルシンキングとは、批判的思考のことです。
自分の意見や判断を疑問視し、「本当にそうだろうか」
「他の視点から考えてみたらどうだろうか」と考えてみます。
批判的な目を持ち、自分自身を振り返ることで、
確証バイアスの影響は軽減することができます。

 

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