頑張りすぎる人は燃え尽き症候群になりやすい
2022.10.26
ツイート競争や変化の激しい現代において、強い責任感や使命感を持っている人が
「バーンアウト」に陥ってしまうケースは少なくありません。
自分は大丈夫だと思っていても急になってしまうものです。
バーンアウトとは
バーンアウトとはアメリカの心理学者フロイデンバーガーが提唱した概念で、
日本語で「燃え尽き症候群」と呼ばれています。
それまで熱心に仕事に邁進していた人が、突然あたかも燃え尽きるように
活力を失った際に示す心身の疲労症状を意味します。
真面目で熱心な人がなりやすいと言われており、
以下ような症状みられるとバーンアウトの可能性が考えられます。
情緒的消耗感
仕事へ情緒的に力を尽くしすぎた結果、
疲れ果ててしまった状態を情緒的消耗感と表現しています。
これは身体的な疲労ではなく、情緒的であることが注目するべき点です。
脱人格化
顧客や同僚への思いやりのない態度をとってしまう症状のことを指します。
情緒的なエネルギーがなくなると、
自分を守るために脱人格化の行動を起こしてしまうものです。
問題が起きた際に他人のせいにしてしまう、
または他人の悪口が増えるといった行動がふ増えるような行動がその点的な症状です。
個人的達成感の低下
情緒的消耗感があらわれ脱人格化の状態に陥ると、
仕事の質やコミュニケーション能力が低下してきます。
成果が出いにくくなり、バーンアウト前と後での落差が大きくなります。
そのため、自信を喪失してしまい、離職や自己否定などといった行動に
結びついてしまうことがあります。
バーンアウトが起きてしまったときの対策
バーンアウトが起きてしまった場合、まずは医師に相談しましょう。
風邪や頭痛などと違い、明確な症状が現れないため、
病気ではないと判断してしまう人が多いですが、
正しく治療をしなければ悪化していく一方です。
いつもと違うと感じることがあれば、まずは周囲の人に相談し、
客観的な視点からでも状況を確認することが大切です。
そして、現状を受け入れてあげ、とにかく休息する必要があります。
また、バーンアウトになってしまう原因として、環境的な要因も関係しています。
そのため、個人の業務量や精神的負担が過重になっていないか、
双方向的なコミュニケーションを取ることができているのか等を見直し、
改善していくことが回復への一歩になり、予防策としても有効でしょう。
完璧にこなさなくてもよい
バーンアウトは仕事熱心な人や真面目な人になりやすくなるのが特徴です。
なんでも完璧にこなさなきゃと考えがちですが、すべて完璧にこなせる人はいません。
過剰な完璧を求めてしまうと、ストレスになってしまいます。
完璧にこなそうとすることは良いことですので、程よく、肩の力を抜いて
業務に取り組んでいきましょう。