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人材教育用語【ワ行:ワーク・エンゲージメント】

2015.05.27

【ワ行:ワーク・エンゲージメント】
仕事に意義や誇りを持って熱意ある取り組みをしており、仕事から活力を得て溌剌と行動している事。また、そのような充実した心理状態が持続している状態を指す。2002年にオランダの心理学者シャウフェリ氏によって提唱された。

 

ワーク・エンゲージメント。
むろん、こうありたいと思うのですが、毎日を活き活きと暮らすのは難しいものです。
なぜなら指示された仕事には苦手なものもあり、私の場合、それに着手するには自分自身に少々のエールが必要です。
そんな仕事をしている時は、必ずしも活き活きとはしていないでしょう。
“どんより”といった感じ?

「活力を得るほどの仕事」となると、よほどの魅力がなくてはなりません。
マズローの言うところの「自己超越」にあたるでしょうか。
「自己超越」はいわゆる5段階の欲求階層の更に上にあり、目的の遂行・達成を純粋に求めるモチベーション段階を指します。
もっとも、私にはこの欲求階層は“境地”に思えますし、一般的には、なかなか到達し得ないところです。

また、殆どの企業は、職種別に分業化した組織です。
「経営理念」が目的・目標だということは知っていても、
その理念を何度ブレークダウンすれば、自分の担当業務に辿りつくのか、分からなくなる方も多いはず。
大きな組織であれば尚更、その傾向は強いのではないでしょうか。

しかし、企業が社会貢献をするには、生産性を上げ、会社を存続させねばなりません。
それは、従業員一人ひとりの生産性を維持させる必要を示しています。
従業員側も自分の雇用を守るために、心身ともに健康でなければなりません。

メンタルヘルスは治療と高ストレス者への支援といった、言わば対症療法でした。
「仕事に意義を感じ、誇りを持っている」
「仕事から活力を得て溌剌としている」
至極当然のこの状態を維持することを、企業、従業員の双方が、今や切実に求めています。
現在、ワーク・エンゲージメントの概念が広く認知されているのは、
働く人々の心の健康が、社会的に大きな関心事であり、根本療法としてのメンタルヘルス活動に期待がされている証なのでしょう。

 

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