パソコン忍法帖~住所から市区町村以降を取り出すの巻~
2015.07.30
ツイート前回は、Excelで住所の都道府県までを取り出す方法をご紹介しましたが、続けて市区町村以降を取り出す方法をご紹介します。
前回行った方法により、取り出した都道府県が3文字か4文字で構成されるかは判断できます。
そこで、文字列の右端から指定した数(住所の総文字数から都道府県の文字数を差し引いた数)の文字列を取り出す方法で行います。
文字の右端から文字列を取り出すにはRIGHT関数、文字列の数を求めるにはLEN関数を使用します。
RIGHT関数:文字列の右端から指定した数の文字を返す
<書式> =RIGHT(文字列,文字数)
今回は、住所から都道府県を取り除いた住所を取り出すときに使用します。
LEN関数:文字列の長さ(文字数)を返す
※ 全角・半角は問わず1文字は「1」として処理されます。
<書式> =LEN(文字列)
今回は、住所の総文字数から都道府県の文字数を差し引くことで、市区町村以降の文字数を求めます。
例えばA1のセルに住所(東京都港区虎ノ門○-○-○)が入っていて、B2のセルに都道府県が取り出されている、それを元にC2に市区町村以降を取り出すのであれば、
【1】住所の右端から指定文字数を取り出すには、『=RIGHT(A1,【4】』とします。
【2】住所の総文字数を求めるには『LEN(A1)』とします。
【3】都道府県の文字数を求めるには『LEN(B1)』とします。
【4】市区町村以降の文字数を求めるには『LEN(A1)-LEN(B1)』となります。
これらを組み合わせると、『=RIGHT(A1,LEN(A1)-LEN(B1)』という式になります。
これで、簡単に市区町村以降を取り出せるというわけですね。ニンニン♪