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人材教育用語【ラ行:リフレクション】

2015.05.11

【ラ行:リフレクション】
内省と訳され、自身の活動を振り返ることをさす。ビジネス用語としては、経験した仕事や業務の意味を振り返って深く理解し、自己の仕事に対するアプローチ法を再構築する意味を持つ。

 

仕事の進め方として最も一般的なのが、「PDCA」だろうと思います。
計画をし、実行し、振り返って改善をはかる。
仕事の大小にかかわらず有効な手段で、原始的でありながら最終的な方法です。
振返って改善をはかるのが“C=Check”ですが、
この段階で行われるのがリフレクション「内省」です。

人は反省しますね。
ポジティブの権化、松岡修三さんもたぶん反省します。振り返って内省し、そして誰よりも前向きに次の行動を起こすのでしょう。
反省は、その前提に失敗や過失がありますが、ここでいう内省はそうとは限りません。
一定の節目で仕事や経験を見返し、自分の足跡をたどります。
何年かぶりに読み返す小説の中に新しい発見があるように、
当初はこなすことで精一杯だった仕事の「本来の意味」や、「もっと精度を高める方法」が見えてくるのが内省です。

更に言うと、
なぜあの時「精一杯」であったのか、時間的な幅を得て当事者ではなくなった自分だからこそ、冷静な分析ができるのです。
・気持ちや時間に余裕がなかったのは何故か →
・スキル不足、準備不足 →
・不足を補うためのSOSを発信したか →
・上司や仲間に状態を報告し相談をしなかったのは何故か →
・自分は仲間を信頼しているか、信頼されているか
――― だいぶ暗いキャラクターになりましたが、このようなリフレクションを経て出た結論が、
「仲間を信頼し、信頼されるように心を開こう」とか、
「早めの報連相を心がけよう」ならば良いわけです。

熟語のとおり内面を省みるのが内省なので、外的刺激はきっかけにすぎませんが、
非日常である研修ほどリフレクションの場として適当な設定はないと言えるでしょう。
参加者同士のワークで視野が広く深くなり、また、深く入り込み過ぎることも避けられます。
何より、リフレクションによって再構築した思考と行動をアピールし、承認を得ることができるのが研修です。
仕事はチーム・組織で行うものですから、せっかく出した答えは仲間に共有して解放してあげましょう。
内省の見える化です。

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