ビジネスは答えのない問題の連続
日本の学校教育は基本的に正解のある問題ばかりです。
その回答が○か×かの判断も明確です。
解き方が分からなければ、最後には答えにたどり着くための解法も与えられます。
しかし、ビジネスにおいては唯一絶対の正解がない問題ばかり。
自分なりに答えをひねり出すしかないうえに、
導き出された答えが正解であることを証明することもできません。
もちろん第三者から解法が示されることも原則ありません。
社会人になってから答えのない問題を解く難しさはここにあります。
これまでの学校教育で挑戦してきた問題とは、そもそも種類が違うのです。
そして、答えのない問題は仕事の場面でよく遭遇します。
ただでさえ解くのが難しいのに、毎日のように問題が降ってくるのですから、
特に新社会人になりたての頃は、みなが苦労するわけです。
研修で思考トレーニングを積む
日々の仕事の中で、自分なりの法則や解き方を見つけて、
数をこなしていけば、誰でもそれなりのスピードで回答は見つけ出すことができます。
しかし、現場実践だけでは問題のケースも限定されてしまうだけでなく、
振り返りの時間を確保することも難しいものです。
そこで効果的に導入したいのが「研修」というトレーニングの場です。
本番に臨む前の予行演習としても最適なだけでなく、
普段の職場環境ではなかなか体感できないテーマのものも扱うことができます。
数ある研修テーマの中でも、新人・若手の早い時期から
身につけておきたいのが、思考力強化でしょう。
論理的に考える力、自分なりに仮説を創る力というものは、
一朝一夕で身につくものではありません。
日頃から「これはなぜだろう」「ここから何が言えるだろう」と
自分の頭で考える癖を付けておかねば、いつまで経っても思考力は強化されません。
演習問題にチャレンジ
具体的にどのような演習問題に取り組めば良いのでしょうか。
ここでは、どのような職場や職種であっても使える演習をご用意しましたので、
チャレンジしてみて面白かったら、研修や社内勉強会に取り入れてみてください。
それでは問題です。
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口の中に唾をため込んでください。
その唾を飲み込んでください。
今、どんな気分ですか?
おそらく気分は何も変わらないでしょう。
それでは続いて、次のことを想像してみてください。
あなたは唾をため込み、新品のコップに吐き出しました。
「さぁ、それを飲み干してください。」
・
・
・
今、どんな気分ですか?
大多数の人が「無理」「嫌だ」「気持ち悪い」と感じたのではないでしょうか。
口の中の唾は飲み込めるのに、新品のコップに吐き出した唾を飲み込めないのは、
一体なぜでしょうか?
その理由を自分なりににまとめてみましょう。
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いかがでしたでしょうか。
第三者に納得してもらえそうな回答は出せましたか?
問題文だけを見ると、仕事に全く関係ないし、
考えたところで役に立たないと思ってしまいがちですが、
こうした問題でも、回答に至るまでの思考プロセスは、
ビジネスにも十分に応用できるものです。
この点については、ヒップスターゲートの
公式YouTube「ひっぷすたーちゃんねる」で解説していますので、
ぜひ見てみてください。
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