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3分で読める人材教育の話

差がつく組織の実行力(5)~脱プレイングマネジャー~

2016.09.29

部下の面倒を見る

組織の実行力を考えるとき、成功し組織の部門代表者だけが賞賛されたとしたらどうでしょうか。チームのために参画してくれたメンバーたちは、いったい誰の働きのおかげだと、不信感を抱くのではないでしょうか。

組織は人間同士の集まりです。思いを共有し、それぞれの役割分担で果たすべき役割を全うし目標を達成できるということが大切です。

人間何が幸せかと言うと、マズローの欲求5段階説を借りるならば、
(1)生理的欲求(2)安全の欲求(3)社会的欲求(4)承認の欲求(5)自己実現の欲求
これらを満たしていることが重要になります。

管理職の立場で、部下たちを見るならば、
(1)食や休みを含め、人間らしく働けるように
(2)安全に健康的に快適に仕事ができる環境にしてあげること
(3)組織の一員として認められ、チーム活動に参画できている実感を与えること
(4)部下が集団として価値ある存在と個別に認めてあげて賞賛すること
(5)部下のやりたいことと、組織の達成目標を限りなく一致させられるように、部下たちの思いをつなげてあげること、となります。
これらのことを、どれひとつ欠くことなく、仲間として正当に認め、見守り、激励し、組織としても目標点到達まで見守ることが必要です。そして成功したら、ともに喜びを分かち合い労いましょう。

このように考えてみると、一つの成功にも、管理職は、あらゆる努力や気配りが重要で、自分が命令を発していれば、あとは、承認だけ続けていけばよいなどという姿勢や考え方では、部下たちを幸せにしてあげることはできないということに気づきます。

プレイングマネジャーをやめる

人の面倒を見るということは大変なことで、人数が増えるほど見きれなくなります。一人一人の抱える悩みとも付き合っていかなければならず、付き合う上司としては、「そんな些細なことで悩んでいるのか」と、あきれることもあります。しかし、上司から見ると些細な問題でも、本人にとっては大問題なのです。だからこそ、物事を否定せずに肯定的に受け止め、共感し、時には、暖かいアドバイスをしてあげることが大切です。

しかし、ここで注意しなければならないのは、組織の長として、自分が何とかしなければならない、と一人で受け止めて悩まないことです。皆の問題は皆のものですから、共有して力を合わせて解決していけばよいし、あなたの上司にも力を借りて、わからないことは専門家に相談し、意見を求めるなどしましょう。まずは、自分がつぶれないということが重要です。

それだけ、組織の成果を上げることは骨の折れる仕事です。リーダー一人だけで何とかなるものではありません。そのために気をつけなければならないのは、忙しそうにしないことです。上司が忙しくイライラして話を聞いてもくれない、決済を求めても長く待たされる、そんな状態で組織がうまく行くはずがありません。「管理職は、プレイングマネージャーであれ」などということを叫んだりしますが、上司は忙しくせず、どっしりと構え、部下が相談したいときにはいつでも相談に乗ってあげるという環境を作るべきです。管理職であるはずのものが、管理ができず、忙しいプレイヤーを兼務するべきではありません。

これまで、「組織の実行力」をテーマに述べてきましたが、マネジメントの方法もこれが鉄則と言う決定打はありません。
参考になることが一つでもあれば幸いです。

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