それNG!逆に疲れる休日の過ごし方3選
2023.04.28
ツイート意外と大事な休日の過ごし方
なかなか疲れが取れない
休日終わりは頭がぼーっとする
自分では休んだつもりなのに
なぜか体がだるい、心がしんどい
あなたはそんな状態になっていませんか?
その原因は休日の過ごし方にあります。
間違った休日の過ごし方をしてしまうと、
疲れが取れるどころか逆に疲れが溜まってしまいます。
いやいや休日なんだから、やってはダメなことなんてないでしょ?
そう思った方もいますよね。
しかし、やってしまうと健康上のリスクや
精神衛生上のリスクを高めてしまう行動があるんです。
例えば、あなたはこんな休日を過ごしていませんか?
平日はあまり睡眠時間がとれなかったからその分たっぷり寝るぞーと長時間寝る
外には一歩も出ずにひたすら家でSNSや動画を見てダラダラ過ごす
好きな漫画やネットを見てるだけで休日を終える
そんな風にダラダラして過ごしたのにあまり疲れが取れていなかったこと。
きっとあなたも同じ経験があると思います。
休日しっかり寝たのに疲れが取れた気がしない、
なんだか体と心がモヤモヤする人は、
それらの原因を学んで体と心に優しい休日を過ごすようにしましょう。
やってはいけないNGな休日の過ごし方3選
今回は、やってはいけないNGな休日の過ごし方を3つ紹介します
①寝すぎ
これは少し意外に思われるかもしれません。
しかし、この寝すぎがかえって疲れを溜めてしまったり、
病気の原因になっているって知っていましたか?
あなたは普段より長く寝たはずなのに
頭がぼーっとした経験ありませんか?
これは寝すぎによる体内時計のズレが原因です。
想像しやすいのは時差ボケ状態のことですね。
人間はもちろん地球上のすべての生物が持っている体内時計。
これがあるからこそ昼と夜の変化に合わせて、
体内の環境を整えることができるのです。
例えば、夜になると体温や血圧、脈拍などが低くなり、
朝から昼にかけて高くなるという体の仕組みがあります。
これは体内時計によるものです。
人間の体内時計の周期は約25時間であることが分かっています。
でも1日は24時間ですよね。
この1時間のズレをリセットするために欠かせないのが朝日。
朝日に含まれる成分には体内時計の針を進め、
24時間周期に合わせる働きがあるのです。
しかし、寝すぎてしまうことで、
日の光を浴びられず体内時計が乱れたままだとどうでしょう?
昼間に頭がぼーっとしたり、食欲がでなかったり、
寝たい時間に寝れなかったり様々な問題を引き起こしてしまいます
さらに、寝すぎは重大な健康上のリスクを上げてしまいます。
睡眠には「脳や身体の休養」「疲労回復」「免疫機能の増加」
「記憶の固定」「感情整理」など多くの重要な良い影響がありますが、
寝すぎてしまうと逆に悪影響を引き起こしてしまいます。
それは「がん」「糖尿病」「心疾患」「脳卒中」といった、
病気のリスクを上げてしまうことです。
睡眠不足は体に悪いのは知っていたけど寝すぎも体に悪いの?って少し意外ですよね。
睡眠不足が続いていくと、がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、
うつ病などの精神疾患、認知症など様々な疾病の発症リスクを高めることが
研究結果から明らかになっています
だからといって睡眠時間が長ければ長いほど良いというわけでもないんです。
長すぎる睡眠は糖尿病や心臓病のリスクが高まる原因にもなるからです。
ハーバード大学の「看護師健康調査」によると
一晩に9時間〜11時間寝る人ときっちり8時間寝る人を比べたところ
9時間〜11時間寝る方が記憶障害や心臓病の率が高かった、
という調査レポートがあります。
さらに、アメリカの大規模調査では睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低く長寿でした。
短い睡眠が健康にとってリスクというのは理解できるかもしれませんが、
8時間を超える睡眠時間の人は死亡リスクが上昇したんですね
それじゃ結局どれくらい寝るのがベストなのか?
最適な睡眠時間の答えがこちら。
10歳までは8~9時間、15歳で8時間、25歳で7時間
45歳で6.5時間、65歳で6時間です。
これは実際に睡眠時間を調べた数々の論文をまとめたデータによるものです。
歳を取るにつれて昔ほど長く眠れなくなったという話を聞きませんか?
あれは実は加齢に伴い必要とする睡眠時間が
少なくなっているというのが事実なんですね。
このことから最適な睡眠時間とは
成人の場合、個人差はありますが6〜7時間前後の
睡眠時間を目安にするといいですね。
②家でダラダラ過ごす
続いて、やってはいけない休日の過ごし方2つめは、
「家でダラダラ過ごす」です。
疲れた体を休めるために何もせずダラダラするのは何でダメなの?
と思うかもしれません。
あまり知られていませんが、1日中室内にこもったままだと、
逆に疲労回復を妨げる結果につながります。
あなたもこんな経験ありませんか?
一日中家でダラダラして気が付くともう夜
「今日は何もできなかった」となんだか気分が落ち込んでしまう。
サザエさんが始まろうものなら、さらに気が滅入りますよね。
この現象が起きる理由は
「ダラダラしたことに罪悪感を抱いてしまう」からです。
そして、罪悪感を抱いてしまっては
体の疲れは回復しても心の疲れが取れません
しかも日中ダラダラして家で過ごすと睡眠の質も悪くなります。
疲れを取りたい時こそ、ダラダラするのではなく
逆に軽い有酸素運動を行いましょう。
有酸素運動で循環機能が上がり、血行がよくなります。
体には多くの酸素と栄養が行き届き疲労回復が早まる効果があるのです。
ただ軽い有酸素運動といっても疲れている時にやるのは正直しんどいですよね
そこでオススメなのがアクティブレストです。
アクティブレストは、元々はスポーツ選手が
翌日まで疲れを残さないために生まれた疲労回復法で
運動後に軽く体を動かすクールダウンもアクティブレストの1つです。
疲労の蓄積予防だけでなく新陳代謝を促進して体をリフレッシュさせることで
次の練習や試合に備えられるというメリットもあります。
また、心身に負担の少ない1つのことに集中することでリラックス効果も期待できます。
このようなアクティブレストのメリットはスポーツ選手だけでなく、
仕事による疲労が蓄積している人にも効果があるとして
多くのビジネスパーソンの注目を集めているのです。
アクティブレストの効果は血流改善による疲労物質の排出、
イライラやストレスの改善が見込めます。
アクティブレストを実践する際のコツは
次の3つの条件を満たす運動を選ぶことです。
1.息が上がるほどハードではない
2.気軽に続けられる
3.心地よいと感じる
これらの条件を満たすアクティブレストをいくつか紹介します。
まずはストレッチ。
疲労が溜まると、筋肉が張って痛みや違和感が生じたり、
関節がうまく動かせなかったりといった症状が現れます。
ストレッチで筋肉をじっくりと伸ばすことで血行も良くなり
筋肉の張り解消や、関節の可動域を広げることができます。
続いて、散歩やショッピング。
精神的にも疲れが溜まっていて、極力運動したくない日もありますよね。
そのようなときは無理をせず散歩やショッピングなどでリフレッシュする方法がオススメ。
軽く外を歩く程度でも、アクティブレストの効果は期待できます
最後に入浴。
長くゆっくり全身を温めることが大切です。
お風呂の浮力によって筋肉の緊張が緩和されるだけでなく、
水圧で全身の血行も促進されます
休みの日はついついダラダラしてしまいがちですが、
日の光を浴びてアクティブレストを取り入れることで
疲れを溜めない休日の過ごし方をしましょう!
③仕事をする
そして最後の3つめは「休日に仕事をする」です。
なぜ休日に仕事をしてはいけないのかというと、
生産性が低下し、創造性がなくなってしまうからです
リモートワークで在宅勤務の方も増えましたよね。
家で仕事をしているとどうしても
オンとオフの切り替えがあいまいになってしまいます
2020年に発表された約1300人の男女を対象にした調査では、
休日にも仕事をしている人は、仕事へのモチベーションが低い傾向にあった
という結果がでています。
一般的に、人は自分の時間を「仕事」か「プライベート」のどちらかに分類しています。
週末などプライベートだと思う時間に仕事をすると、
仕事があまり魅力的でなく意味を見出せないと感じてしまうのです。
しかも、休日に仕事をすることで疲労回復ができていなければ
生産性も下がっていくのは当然ですよね。
特に脳が休息できていないことが、集中力や記憶力の低下を促し、
仕事の効率性や創造性が少なくなるのがデメリットです
創造性とは、新しい何かを思いつく力。
何か企画を考えたり、業務を効率よく進めるための工夫を考えたりすることも
創造性なので、仕事においては極めて重要な能力ですよね
また、休日に仕事をすることが当たり前になっていると
普段の業務を無意識にサボる可能性も出てきてしまいます。
本来は勤務時間内に終えられるはずの仕事を
「次の休みの日にゆっくり対応しよう」
と後回しにする癖がつきます。
仕事に集中できず、後回しにする。
それを休日に仕事をして挽回する。
それで結局休めずにまた仕事に行って・・・
というサイクルは完全に悪循環なので絶対にやめましょう。
もし、あなたがこれまで休日に仕事をしてきたのなら、
とても仕事熱心で責任感が強い人なんだと思います。
それは非常に素晴らしいことです。
しかし、休日に仕事をするとリフレッシュする時間もなくなります。
「休むことも仕事の1つ」と考え方を切り替えて
しっかりと休む時間を確保するようにしましょう。
休日とは身体的にも精神的にも溜まっている疲れを取って
リフレッシュしてまた仕事に臨むことが本来のあるべき姿です。
まとめ
ここまで紹介してきたことを簡単にまとめます。
やってはいけない休日の過ごし方は
1.寝すぎること
2.ダラダラ過ごすこと
3.仕事をすること
これらを続けていってしまうと
あなたの体と心はボロボロになっていきます。
そうならないために
・適切な睡眠時間と質を保つ
・ダラダラせずにアクティブレストを取り入れる
・休日は仕事から離れてプライベートを大事にする
これらが大事になります。ぜひ意識していきましょう。