「あいさつをきちんしなさい!」と言われる前に
2016.06.08
ツイート突然ですが、みなさん『あいさつ』はしっかりとできていますか?
「あいさつをきちんしなさい!」
子供の頃に口酸っぱく家族や学校の先生などに誰しもが言われたことがあると思います。
しかし、大人になった今、社会の常識である“あいさつ”ができなくなっているひとがたくさんいます。
きっと新入社員の皆さんも入社後の研修で人事担当者や研修講師から指導があったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あいさつがしっかりとできていないと、
「あいさつもろくにできないのか、、、」と常識がない人だと思われてしまいます。
また、その悪い印象が、ビジネスでは自分一人への印象ではなく、会社全体の印象にも影響するのです。
ひとりのビジネスパーソンとしても、組織人としても、
相手に好印象を持っていただくために、いつでもどこでも明るく元気良く笑顔で相手より先に自分から挨拶することを徹底しましょう。
今回は、ビジネスパーソンの常識「あいさつ」に加え、より相手に好印象を与えるために実践したい“お辞儀”のポイントについて紹介します。
まずお辞儀は、角度によって「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3種類あり、場面や状況に合わせて使い分けます。
①会 釈・・・上体を15度ほど軽く曲げ、目線は足元から約2メートル先を見ます。
(社内でのあいさつや会議室に入るとき等に使用します。)
②敬 礼・・・上体を30度ほど倒し、目線は足元から約1.5メートル先を見ます。
(来客や上司へのあいさつ、取引先を訪問したとき等に使用します。)
③最敬礼・・・上体を45度ほど倒し、目線は足元から約1メートル先を見ます。
(感謝の言葉を述べるときや謝罪の場面で使用します。)
さらに、発声とお辞儀のタイミングは、分離礼と同時礼の2種類があることも覚えておきましょう。
①分離礼・・・言葉を先に述べてからお辞儀します(正式なお辞儀で、相手に敬意を示せる)
②同時礼・・・言葉を述べるのとお辞儀を同時に行います(略式ではあるが、失礼にはあたらない)
以上のことを「わかっている」だけではなく「いつでもできている」ようにするためにも、自分がどのような印象を相手に与えているのか、同期や先輩にチェックしてもらうのも現状を知る良い機会になります。
ぜひ下記4点を参考にしてみてくださいね。
①視 線・・・お辞儀の前、お辞儀をした後に相手の目を見ているか
②表 情・・・お辞儀の前、お辞儀をした後に笑顔を作れているか(謝罪の場合を除く)
③姿 勢・・・背筋のが曲がっていないか、手のⅠが間違っていないか
④動 作・・・分離礼ができているか、お辞儀の角度が間違っていないか
いかがでしたでしょうか。
あいさつをすることとは、特別なスキルなんて必要がなく誰でもできるのです。
いつでも、どこでも、誰にでも、実践できるコミュニケーションのひとつです。
私はお客様からこのような言葉をいただいたことがあります。
「あなたのあいさつや立ち振る舞いがとても気持ちよくて、こちらまで元気になるよ」
この経験から挨拶や立ち振る舞いひとつであっても、相手に喜んでいただけるということを実感しました。
私は今でも、いつでも、どこでも、誰にでも笑顔で元気よく挨拶することを常に心がけ、営業活動に励んでおります。
あたりまえのことをあたりまえにできること。
まずは、今の自分を振り返り、意識することからはじめてみたらいかがでしょうか。