2015.10.07

研修内製化、成功の極意~継続的学習を簡単に意識付けする方法~

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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私の専門が研修の開発ということで、よく質問されることがあります。
「どうやって研修を作っているのですか?」

私は決まってこう答えます。
「初めにゴールを作ります。その後、そのゴールまでの道筋を決めます。最後に走ります。」

とてもシンプルに聞こえますが、おおまかにこのようなことを言っています。

①はじめにゴール=受講者が最後にどうなりたいのか
②次に道筋=ゴールへ導くためのカリキュラムはどうあるべきか
③最後に走る=具体的に作り込む

内製化に四苦八苦する担当者の方、実は意外に①のゴールが曖昧なことが多いのです。

例えばビジネスマナーの研修を内製化するとします。設定するゴールを・・・
①特に決めない
②一人前の社会人となるため、ビジネスマナーを学ぶ
③社会人に必要とされるビジネスマナーの基礎を理解し、配属までに実践できるレベルに到達する
という3つに分けて設定したとします。

①は論外ですが、②と③の違いは分かりますか?

実は③には“いつまでに”という時期の要素が入っているのです。
時期的な要素を入れない②の場合、受講者も「その日だけやればいい」という意識から、研修は一過性のものになりやすいです。

いっぽう、③の場合は、具体的に「配属」という時期を決めていることから、継続させる意識を持たせることができます。内製化において、この時期の要素を入れることは、とても重要な意味をもちます。

つまり、受講者だけでなく、運営側も「新入社員を配属までにこのレベルにしなければ」という意識を持つので、それを前提とした仕組みや運営のアイデアを出すことができるのです。

この違いは、後々大きくなるので、ぜひ内製化のヒントにしてみてください。

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