先日のシルバーウィーク最終日。とある企業様の研修に同行してきました。研修内容は『 リーダーシップ強化集中合宿 -TA・KI・BI- 』。
今学会でも注目を集める“焚火効果”(※)という手法を取り入れた合宿型の研修です。
場所は檜原村。東京都で(島を除く)唯一の村で、山の緑と川のせせらぎが心地よい自然豊かな場所でした。
2日間にわたり実施された研修ですが、1日目の昼は組織活動やリーダーシップの難しさを疑似体験する演習に取り組んでもらいます。
1回目の演習は…惜しくも失敗。しかし、失敗したからこそ、「原因」を追求するための白熱した議論が展開されました。
2回目の演習は…1回目の失敗を踏まえて頭をフル回転しましたが、結果はあえなく失敗。
しかし、1回目以上に多くの気付きを得ることができました。
この合宿での食事は、出来る限り自炊をしてもらいます。1日目の夕食はカレーを作っていただきました。今回の企業様は飲食業の方でしたので、料理はおてのもの。とても美味しくいただきました。
日も暮れて辺りが暗くなり始めたころ、いよいよ焚火を囲っての話し合いがスタートします。暗い中に赤色の火が一つだけともります。ファシリテーターは極力関与せず、ただお互いの想いをさらけだすように促します。
昼間の演習中は「場をしきる人」「指示に従う人」「無関係を装う人」など、組織が一致団結している様子はありませんでした。しかし、今この場では、静寂の中一つの火を見つめ、お酒を飲み、とてもリラックスした状態で一人ずつ“何を感じたのか”“どうすべきだったのか”を吐露し、徐々に全員が自己開示。組織としての一体感が生まれているように見えました。
焚火の火が消える頃には、すっかりよいムードに。自分の素をさらけだし、お互いを認め合う姿が印象的でした。宴は夜遅くまで続いたそうです。
翌日は、組織ではなく「個」を中心に考える演習を進めました。自らの生い立ち、経験したこと、現在、そして今後すべきこと。考える場所は閉鎖された都会のオフィスではなく、大自然の中。川辺、岩の上、道の片隅、部屋、テラス…各々が一番リラックスできる場所で、自己について考え抜きました。
そして発表。組織として、リーダーとしてどうなりたいか。10年後の自分を皆の前で真剣に語ってもらいました。
合宿の最後。この2日間で感じたこと・学んだことを思い思いに語ってもらい、とてもよい雰囲気のまま研修を無事に終えることができました。参加者からは「リーダーの本質について本音で語り合えた」「お互いの距離がグッと縮まった」「自己と真剣に向き合えた」など、嬉しいお言葉を頂戴しました。
皆さんもぜひ、大自然の中で“リーダー”の本質について追及してみませんか?
(※)
焚火効果=ある条件下のもと集団で焚火を囲むことにより、個人が安心感・所属感を得ることができ、「自分を知ってもらいたい」 「相手を知りたい」 という欲求を刺激する効果のこと。
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