『新卒採用。』
それは人事担当者の年間行事の中で、一番の大きなイベントです。
年間の採用計画に基づき、新卒を何名採用するか、どこから採用するか、いつ採用するか、
その全てを計画立て、マイルストーン通りに進める。
行きつ戻りつしながら、目標の採用数をクリアするまでは息をつく間もないと思います。
そんな「魂を込めた新卒採用」で採用した社員ですから、会社が彼ら大事にするのは当たり前。
会社のビジネスモデルやビジョンに共鳴を受け、感動して入社を決めてくれた。
人生の中で一度しかないビジネスパーソンとしてのスタートの地に、この会社を選んでくれた。
その事実に採用担当としても感激をし、入社初日に新入社員の顔を見ながら「絶対にこの子たちを幸せにしよう!」と心に誓う担当者も多いはずです。
しかし、人事担当者としての仕事はここからが本番なのです。
入社時、彼らは何も知らず、何も分からず、まっさらな状態です。
インターンで働いたことがある新入社員もいるかとは思いますが、インターンとは簡単にいうと「お客様」。
会社のビジネスの本質や、ノウハウや、ルールなどは深く教えられてはいません。
そのお客様モードが、入社初日を迎えた途端に「社員」として扱われることにより壊れるのですから、そのことに面食らってしまう新入社員も珍しくないと聞きます。
また、学生気分が抜け切らずに、初日に寝坊して遅刻する不届きものもいるそうです。
そんな文字通りひよっこの彼らを、人事担当者は育成しなければなりません。
その育成のために、多くの企業が社員研修プログラムを利用します。
社員研修プログラムを提供・販売している企業はたくさんありますし、用途や時期に応じてパッケージしてくれる会社も多く存在します。その中から会社に合っていると思われるプログラムを選び、実行し、トライアンドエラーで検証していくのも人事の大切な仕事です。
この入社時研修を失敗してしまうと、新入社員のモチベーションを下げることになってしまい、早期離脱者が出てきます。早期で退職する者が採用数の一割を占めてしまったら、その年の新卒採用は失敗と言われても仕方ないでしょう。
だからこそ、人事担当者は真剣に社員研修プログラムをセレクトします。
社員研修を提供している企業の担当者と膝を突き合わせて打ち合わせをして、内容を固めていくのです。
しかし、これだけでは駄目なのです。
入社時研修が大切なのは誰でも知っていること。
本当に社員のことを考えるのであれば、3年先、5年先、10年先のキャリアビジョンを見据えての研修を考えていかなければなりません。目先の一年だけではなく、何年も先を考えた研修を新入社員研修の中に組み込むことが大事なのです。
新卒採用は、採用して終わりではありません。
採用した社員が一日でも早く会社の戦力になるよう、会社の利益を生む存在になるように育成しなければなりません。その為には、離職しないような会社にしなければならないのです。
だからこそ、新入社員の将来を本人が見えるように、そして人事担当者も見えるように、
そこまで想定して教育育成をしていく必要があります。
それこそが真の新卒採用なのです。
皆様は、”新卒採用の次の次”が見えていらっしゃいますか?
希望に胸を膨らませて入社した社員たちが、活躍する場を作ってあげられていますか?
皆さんの会社が、そして新入社員の方の未来が、今以上に明るくなる。
そんな”新卒採用の次の次”を是非お考え頂きたいと思います。
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