ここ数年前から、”データ・ドリブン経営”なる新語が語られることが多くなってきています。
相変わらず、IT業界特有のバズワーズかもしれませんが、まぁ、知っておいて損はないと思います。
半分はバズワーズ、半分は本質的だというのが、私の捉え方です。
まず、バズワーズの方から説明しましょう。
バズワーズとして使われる時は、”ビッグデータの活用が企業活動で重要になり、そのためには、ビッグデータを扱えるデータベース製品と分析ツールを挿入することが必須になる”という製品ベンダーの言い分です。
確かに、的外れではないですが、”だから何なの?”と、つい言いたくなります。
本質的な部分は、”データ”(この言葉が指す意味はかなり広範です)に基づいて、さまざまな経営判断をすることが、
従来よりもさらに重要になる、ということです。
それこそ、日本では、1960-1980年代くらいまでの営業活動の本質は、”酒を飲んで本音を聞き出す”と言っても過言ではなかったのではないでしょうか?
最近の若い方々は、そもそも夜一杯やりながら、お客さんと会話するなんて芸当は、ほとんどやらないでしょう。
そんな時間があるのだったら、スマホで遊んでいたいに違いありません。
営業活動が、”夜”、”酒”ということと無縁になってかなりたちます。
今では、そういう、古い型の営業活動ではなく、もっとスマート(たとえば、SFAを使って)な営業活動をしています。
今後、もっと多くのデータ・情報を分析することで、顧客や潜在顧客の心を掴む仕掛けを企業が作り出す必要があるということです。
そういう仕掛け(ビジネス・プロセスのこともありますし、評価制度のこともあります)を企業が作り出していくことが求められる。
というのは、本当でしょう。それができないと、競争から取り残されてしまうからです。
皆さんの会社は、データ・ドリブン経営に取り組む予定はありますか?
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