夏季休暇中に読みたい3つの書籍
2020.08.11
ツイート山の日からの3連休につなげて夏季休暇を取得されている方も多いかもしれません。
ただ今年はコロナで帰省をしたり、旅行に行ったりするのを我慢して、
STAY HOMEで過ごすと決めている人も多いようです。
そんなお家での過ごし方ですが、ただ漠然と体を休めるだけではなく、
自己学習の貴重な機会ととらえて、読書に励んでみてはいかがでしょうか。
今回は私、E氏から夏季休暇中に読んでおきたい5つの書籍を紹介します。
ファクトフルネス
有隣堂のビジネス書ランキング2019で栄えある第一位に輝いたベストセラー書籍です。
様々なメディアで紹介されていましたので、ご存知の方も多いはず。
売れる本にはいくつか理由がありますが、
本書が売れた要因の一つは、「クリティカルに考えること」を
ビジネスパーソンひいては社会全体が重要視しているためかと思います。
私たち日本人は小さい頃から学校教育の中で唯一絶対の正解だけを探す訓練ばかり行ってきました。
そうすると答えは別にあるのかもしれない、いやもしかしたら正解なんてないのかも、
という柔らかい発想には思い至らないもの。
自分の都合の良いように事象を解釈して事実を捻じ曲げてしまうことすらあります。
これはどうも日本人に限った話ではなく、世界共通のようではありますが。
読後は自分の視野の狭さに驚かされることでしょう。
分厚めの本ですので、活字が苦手な方は少し辛いかもしれませんので、
予め書評や要約などに目を通してからチャレンジしてみると良いかもしれません。
下記は過去に私が紹介した時のコラムです。
ファクトフルネス
本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式
ファクトフルネスとも通じるものがありますが、私たちは貧困について正しく理解できているのでしょうか。
例えば「日本は国民の7人に1人が貧困層である」と言われたら、あなたは信じられますか?
おそらく多くの人が信じられない、または実感が湧かない数字だと思います。
こんなにも物があふれている現代日本。最近は経済成長率の鈍化が著しいですが、
それでもまだまだアメリカ、中国に次ぐ経済大国と言えるでしょう。
都心部には最先端のファッションや商品が集まり、
手に入らないものを数えた方が早いくらいです。
それなのに7人に1人が貧困とは、一体どういうことなのか?
その答えは「相対的貧困率」にあります。
「相対的」なので国民全体の中で比べると貧困である人、
具体的な金額でいえな年間122万円未満で生活している人たちが、
7人に1人いる、というわけです。
世界的に見ても、この数字は高く、先進国の中では4番目に位置しています。
貧困であることが何が問題なのか?
実は貧困はあらゆる社会問題につながっている根が深いものなのです。
治安の悪化、虐待、いじめ、売春などの根底には貧困があり、
貧困ゆえに起きてしまっていることが多いのです。
ここのところを詳しくルポタージュして執筆している本が、
石井光太さんの「本当の貧困の話をしよう」です。
前述のファクトフルネスは事実の見方を変える、いわば思考のクセをなくすための本ですが、
本書は事実を知るための本です。
そして、この事実は日本で生きる私たちにとって決して無縁な話ではなく、
常に、今もそばで起こり続けている由々しき問題でもあるのです。
最強の健康法 ベスト・パフォーマンス編
ビジネスパーソンたるもの、いつでも仕事では高いパフォーマンスを発揮したいものです。
そのための具体的実践法がこれでもかと分かりやすく、大容量で書かれている本が「最強の健康法」です。
「消化」、「食事・食べ方」、「歯磨き」、「目」など細かく章が分かれており
日常生活の中でいかに健康体をつくっていくか、また維持していくかがこれ一冊で分かります。
つまり、これだけで必要な健康リテラシーの大半が手に入るのです。
夏は暑いのでビールを飲みすぎたり、アイスを食べ過ぎたりと暴飲暴食になりがちな季節です。
休暇明けに体調を崩してしまっては、元も子もありません。
さらに私たちが生きているのは人生100年時代。
健康への価値はこれまでにないほど高まっています。
色々な医療技術の革新で寿命は延びていますが、
健康寿命は私たち一人ひとりの日々の心がけ次第。
STAY HOMEだからといってクーラーの利いた涼しい部屋で一日中こもっていては、
逆に体のパフォーマンスは下がってしまいます。
この夏季休暇を利用して、正しい健康習慣を身につけてみてはいかがでしょうか?