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HRD用語【アウトプット】

2014.11.19

【アウトプット】

習得内容や成果を明文化するなどして形にすること。また、その成果物をさす。 明文化する過程で内容が整理され、習熟度や気付きが高まる事が期待できる。

 

データの出力、また、出力した帳票をアウトプットと呼びます。
多くの事業所で当日の全取引が記載されたデータを出力し、手配やその処理が指示通りに行われているか、毎日チェックをします。
この時のアウトプットはインプットした内容と同じものです。
発注書に沿って正確に指示を出す、これがインプット。正確な指示であったかを確認する帳票がアウトプットというわけです。
この時“正確さ”が最も重要です。

でも、人材育成の現場では、
テキスト内容そのままでは期待されるアウトプットとは言えません。

イ. 受講者が講義内容を理解して、
ロ. 自分の環境や経験を踏まえて内省し、
ハ. 創造性をもって得られる気付き
これが、研修用語でいうアウトプットです。
そうは言っても、受講者の気付きが見当違いでは、よろしくありません。
だから、テキストや講師のファシリテーションは、受講者が研修の目的に合ったアウトプットを見出せるように心を配る必要があります。

ただ、難しいなと思うのは、「言葉」は人によって裏付けが異なるということ。
人によって小説や映画の感想は違います。同じように、講師の言葉も受講者の感性によって受け取り方が少しずつ違ってくるものです。
学ぼう、又、伝えようとする時、重要なことは恐らく「素直さ」です。それは聞き手、話し手の双方に必要なことではないでしょうか。

モノゴトは人を介すると様々に意味を変化させます。
それは避けようのない現象ですが、心静かに受け入れ理解しようとする習慣をつけたいと思うのです。

言葉、所作、佇まい、私たちの24時間はアウトプット。日々是好日。

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