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HRD用語【ビジョナリーリーダーシップ論】

2015.04.01

【ビジョナリーリーダーシップ論】

ビジョンの創造と実現がリーダーの最も重要な行動要件であるとするリーダーシップ論。1992年バート・ナナス提唱。リーダーは状況に対応するだけでなく、状況認識に基づいて将来計画(ビジョン)を設計することが重要だとしている。

 

「自分は何になりたいのか」(又は「なりたかったのか」)と今でも思います。
ビジョンを持つことが大切だと分かってはいても、具体的な行動に移すほど先が明確だとは言い難いのです。
子供の頃に描く将来の夢と、経験を重ねて描く夢が概ね異なることを大人は知っています。
全ての子供達がサッカー選手やパティシエールになれる訳ではありません。
そう考えると大半の大人たちは一度や二度、夢破れているのですね。

人がビジョンを描くのに、環境条件は大きな影響を与えます。
スポーツ選手になりたいと思ったら、体格や素質、練習に必要な費用、家族の協力など、本人の意思とは関係なく色々と条件がありそうです。
中学に進学した頃、何となくそんな事に気づきませんでしたか?
“なりたいもの”か“なれるもの”か、ビジョン構築にはその選択も迫られるのです。

職場のリーダーは、部門や会社の環境条件を分析し、戦略的に必要な対応をします。
しかし、ビジョナリーリーダーシップでは状況対応だけでなく、刻々と変化する環境や資産に基づいたビジョンの設計が必要だとしています。
ここでいう、ビジョンとは“達成したい目標”と言い換えることができるでしょう。
「どうありたいか、その為に何をすべきか」
メンバーを導いていくには確固たるビジョンが必要です。
その方法や信念にはリーダー自身の強い自信がなくてはなりません。

リーダーであろうとなかろうと、進むべき道が分かっている人には魅力があるものです。
魅力は人を惹きつけます。
人を惹きつけるその人が、必ずしもリーダーではありませんが、慕いついて行かねばならない時、その人には魅力があってほしいのです。

リーダーのビジョンも、企業の将来ビジョンも「魅力」がなくては、その意味がありません。

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