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HRD用語【アドベンチャー研修】

2015.10.02

【アドベンチャー研修】

屋外で行う研修の一つ。チームビルディングやリーダーシップ醸成を目的に実施される。自然環境ならではのアクティビティにチームで取り組み、その過程で職場にも転用可能なコミュニケーションやリーダーシップなどに気づきを得る。

 

世間一般に、“アドベンチャー”と言えば、
ロールプレイングゲームや南紀白浜のテーマパーク(パンダが沢山)を思い浮かべるらしいのですが、
私たちにとっては研修スタイルの一つです。

言葉からイメージされるように、
「アドベンチャー研修」は主に野外で行われる体験学習の王道で、チームでアクティビティをクリアしながら、
協調性、リーダーシップ力、マネジメント力などを醸成します。
企業研修はもちろんですが、学校教育、更生教育、指導者養成、また、スポーツチームのチームビルディングにも活用されています。

研修の流れは、
アイスブレーク→課題(アクティビティ)→内省・振返り→概念化が主流です。
課題には、高所の克服や視野を極端に限定しての運動(アスレチックをイメージしてください)、
また、チーム全員で知恵を出して作成する、モノ作り体験などがあります。

普段とまったく環境が異なるアドベンチャー研修では、
気心が知れた仲間同士であっても、思いもよらぬ対峙が生まれることがあります。
特に企業研修で導入する場合は、それは顕著に表れると思ってよいでしょう。

なぜなら、課題が一見、仕事と結びつかず、その出来不出来が、今まで配慮をもって接してきた人間関係を揺るがすからです。
しかし、研修中の価値観の相違(あるいは一致)は、課題が達成された時、また振り返りの際に、
協調性やリーダーシップなど、いわゆるチームビルディング要素の学びをもたらします。

醸成された学びはお仕着せではなく、受講者の体験に基づきます。
プログラムでは、チームでの気づきを必ず“言語化”“概念化”するのですが、
人間形成において背景の違う受講者は、それぞれに掛け替えのないオリジナリティを内在して気づきを得ます。
アドベンチャー研修が体験学習の王道なのは、この学びのメカニズムこそなのです。

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