組織での課題解決やスキルアップのために研修を企画するとなった際、
受講対象者にはどのようになってほしいのか、最終ゴールを決める必要があります。
目的設定に必要な視点
ただ、話を聞いて知る・学ぶだけではネットや本から調べれば十分な知識を得ることができるため、
わざわざ研修で行う必要がありません。
そのため、研修の目的設定には以下の3つの視点からなぜ研修を行うのか目的を考えていきます。
■研修を通して何を学んでほしいのか
■研修内容についてどんなイメージを持っているのか
■研修を通して何をできるようになってほしいのか
効果的な目的設定
効果的な目的設定を行うには、様々な角度から考えていく必要があります。
知識の習得
そもそもの研修の目的とはただ知識の習得をするのではなく、
【学んだことを現場で実践し、成果を出す】ことです。
そのため、ただ「○○を学ぶ」といった目的設定ではなく、
「○○に対し、どの程度習得し、どう活用するか」までを見据えた設定を行っていきます。
感情
人間の記憶はポジティブなことよりもネガティブなことの方が覚えているとよく耳にします。
ポジティブな感情でも問題解決に対する洞察やアハ体験などを記憶と感情が結びつく経験は、
1度の経験だけだとしても長期的な記憶の定着につながると言われています。
このことから学んだことを活かすには感情が伴っていることも重要です。
そのため、研修で「何を感じてもらうか」、
「研修後、現場でどのような気持ちで実践してほしいか」を考えるのが効果的です。
行動変異
研修において重要なのは「どのように行動に移すし、成果を出すか」です。
今までの行動では課題があったからこそ、今までとは違う行動を行ってもらう必要があります。
そのため、学んだことで「どんな行動をできるようになってほしいのか」を明確にしていきます。
対人関係
知識、感情、行動は基本的な自分自身のものであるのに対し、対人関係は相手がいる状況です。
様々な場面、相手に対しても状況に適した行動ができるようになる必要があります。
そのため、「どのような相手・状況に対し、どのように行動できるようになってほしいのか」
を考えていくことが大切です。
まとめ
研修の効果を高めるためにはぼんやりとした目的を設定するのではなく、
具体的な内容を設定することが重要です。
また、研修に参加することへのメリットを感じられなくては、
受講者の参加意欲や効果が高いとは言えません。
具体的に「何をどうなってほしいのか」を明確にし、効果的な目的を設定していきましょう。
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