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仕事の合間にほっと息抜きコラム

職場の困った社員「フリーライダー」とは何者?その特徴と対策とは

2022.12.12

フリーライダーの存在は職場の生産性を低下させるなど周囲に悪影響を及ぼす危険性があり、
さまざまな企業で早急な対策が求められています。

今回は、フリーライダーとはどのような人物なのか、
彼らが組織に与える影響とその対策について紹介をします。 

フリーライダーとは

フリーライダーとは、仕事をしないで給料をもらう社員のことで、
「給料泥棒」という表現を使われることもあります。

もともとは経済学や社会学で使われていた用語で、
直訳の「ただ乗り者」すなわち「働かずに所得を得る人(不労所得)」を指す表現でした。

しかし、ビジネスの場では意味合いが異なります。

主なフリーライダーの特徴は下記のとおりです。

フリーライダーの特徴

責任感がない

フリーライダーの特徴の一つとしてまず挙げられるのが「自分の仕事に対する責任感がないこと」です。

そのため、期日内に成果物が出てこないことや、
出てきたとしてもその質が低いという特徴があります。

自分の仕事が周囲にどのように影響するかを気にしないため、
提出の遅れやミスをした際も、相手に対して申し訳なさや反省の色が見えません。

場合によっては、ミスを他人に擦り付けることもあります。

他人の手柄を奪う

意欲的に仕事をしないにも関わらず、自分のポジションを気にするのも
フリーライダーの特徴であると言えます。

自分のポジションをキープもしくは上げるために、
他人の評価を落とすような動きや、手柄を横取りしようと働きかることがあります。

とにかく自分のことを率先して考え、
そのことで相手が迷惑を被ったとしても気にしないのです。

自分を客観視できない

フリーライダーは積極的に仕事をせず、最低限のことのみを行っていますが、
決して自分自身を仕事ができない人間であると思っているわけではありません。

仕事はできるけど、あえてやっていないという感覚を持っていることも
フリーライダーの特徴であると言えます。

そのため、部下や後輩など自分より立場の低い人たちに怒鳴ったり、
雑用ばかりをさせるなど、卑下に扱うような態度が見られることもあります。

 フリーライダーが組織に与える影響

組織メンバーのモチベーション低下

フリーライダーが組織に一人でもいるとそのしわ寄せは周囲のメンバーに寄ります。

にもかかわらず、同じ職位であれば基本給は大差ないため、
業務量の負担だけ増えて、給料は変わらないという現象が発生します。

そうなった際、周囲のメンバーの働くモチベーションが低下するのは目に見えて予想ができますし、
最悪の場合新たなフリーライダーが誕生する恐れがあります。

組織の生産性低下

組織メンバー全員が自身のパフォーマンスを100%発揮できている状態ではないため、
その状態に比べて生産性が低くなると言えます。

また、フリーライダーの特徴として、他者の手柄を横取りすることがあります。

最悪の場合、その手柄がフリーライダーのものとして認められ、
職位が上がり組織をマネジメントする立場になった際に、自身のスキルに伴った職位ではないため、
正しい判断を下すことができず、組織が上手く機能しない可能性もあります。

フリーライダー対策

役割の明確化

日本の職場文化の特徴として、各々の役割分担が明確化されておらず、
チームメンバーが柔軟にその都度業務分担がされているような場面が多々あります。

そうすると、分担量が傾いてしまう傾向があるため、
個人個人の役割分担を明確にすることで、均等に業務を分けることができます。

ここで注意しておくべきことは、分担した役割を可視化することです。

フリーライダーの役割をメンバーが把握しておくことで、
周囲に仕事を任せてしまうことを未然に防ぐ効果が期待できます。

進捗の可視化

誰がどの業務をどれぐらいまで進めているかを可視化することで、
フリーライダーに仕事の責任を持たせることができます。

同時に、納期の管理もできるため、期日になってから成果物が間に合わないといったトラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ

フリーライダーは、終身雇用文化から仕事をしなくても給料がもらえるという
思考が生まれたと言われています。

しかし、近年終身雇用が見直され、大手の企業でも制度が廃止される動きがみられ始めました。

そのことから、組織内にフリーライダーがいることが組織の成長を妨げることで、
彼らを改善させることが急速に求められています。

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