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フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか

2020.06.02

幸福度ランキング世界一位のフィンランドに学ぶ仕事観

フィンランドと言えば、ムーミンよりロウリュが先に思い浮かぶサウナ好きのE氏です。

2020年3月、国際連合による世界幸福度ランキングにおいて
フィンランドが3年連続で最も幸福度の高い国に選ばれました。

一体、フィンランド人の幸せの秘訣とは何なのでしょうか?
ちなみに日本は62位で昨年比で4位後退しました(153カ国・地域が対象)。

仕事や日常の視点からフィンランドを紐解いた一冊を読み、
これからの日本が見習うべきポイントがいくつもありましたので、
今回のコラムで要点をご紹介していきます。

著者:堀内 都喜子
出版社:ポプラ新書(2020年1月発売)

要約

●幸福度世界1位の理由
 仕事、趣味、家庭をバランスよく楽しんでいる人が多い
 格差が少なく、貧困率は15%にも満たない(日本は50%超)

●ほとんど残業をしない
 定時にオフィスを出ることが当たり前で、文化として根付いていて、
 残業しないのが、仕事ができる人の証拠
 週49時間以上の長時間労働をしている人の割合が圧倒的に低く、
 たったの8%に過ぎない(日本は20%以上、男性だけでは30%を超える)

●30%の人が在宅勤務
 1996年頃から自宅と職場が遠いために在宅勤務が一般化している
 そのためフィンランドには勤務時間を管理するツールそのものがなく、
 自宅だからサボってしまうという考え自体がない

●仕事にはタウコが大切
 タウコとは「休憩」を意味する言葉で、
 休憩時間をいかに効果的にとるかが非常に重要視されている

●出来るだけメールのCCに入れない
 部下を信じて任せているため、自分をCCに入れないでほしいという上司が多い
 全てにお伺いを立てる必要はなく、そのため自分で考えて決める力が養われる

●年齢も性別も肩書きも関係ない
 実力や成果が重視され、年功序列ではない
 組織もピラミッドよりフラットを好む傾向にあり、
 ともてリラックスした上下関係であることが多い

E氏の私見

人口規模、文化、法律、習慣などが違うわけですから、
全部が全部、日本よりフィンランドの方が優れているとは思いませんが、
これからの日本の働き方改革の目指すべきゴール、姿として、
フィンランドは一つのロールモデルになるでしょう。

「しっかり休んで効率よく働きましょう」とは、よく聞きますが、
まだまだ日本人は休むことが苦手だなと感じます。

休日なのに休んだ気にならない、なれないという人が周りにもたくさんいますし、
有給休暇の取得率の低さが証明していることでもあります。

ただ日本人は休む前に就業時間の削減から真剣に取り組むべきでしょう。
一昔前にあったような上司や先輩が居残っているから帰れない、帰りづらいというのが
代表的なもので、他の人が仕事をしている時に自分だけ切り上げることに
ひどく罪悪感や後ろめたさを感じてしまいます。

一方では集団を意識した『和』の素晴らしさでもあり、日本人の強みにもなるところですが、
自分で仕事も休みもコントロールして、人生を生きているという感覚は養われません。 

コロナショックで多くの企業とビジネスパーソンが今までの働き方を
見直さざるを得ない状況に立たされたわけですが、
これはチャンスでもあります。

ウイルスが収束したから今まで通りの働き方に戻ろうではなく、
もっと会社と従業員が幸せになれるように、
何ができるかを定期的に考える機会を持つべきです。

その際の参考として、フィンランドは非常に良いロールモデルとなります。
上記の要約では全てを紹介できませんでしたが、
ゆとりのある生き方と働き方にするための秘訣が多く載っていますので、
ぜひ手に取って本書をご覧になってはいかがでしょうか。

 

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