私たち人間は日々さまざまな感情とともに生きています。
日常生活を豊かにする喜びや幸福感のようなポジティブな感情がある一方で、時には悲しみや怒りといったネガティブな感情も経験するものです。
筆者は、このネガティブな感情を「心に住み着く悪魔」と呼んでいます。
私たちはこの悪魔をきれいさっぱりと消し去ることはできません。何らかの出来事が原因で、必ず怒りや悲しみを感じるのです。
しかし、ずっと悪魔を心に宿ってしまうとポジティブな感情に切り替えることが難しくなります。だからこそハッピーな感情で人生を送るためには、悪魔をコントロールする方法を学ぶ必要があるのです。
幸福感を身にまとっている人や周りから羨ましいと思われる人のほとんどは、悪魔のコントロールが上手だからと言えます。
まずは悪魔が生まれてしまう理由を明確にする
心に住み着く悪魔をコントロールするには、まずはなぜ負の感情が生まれてしまうのかを明確にする必要があります。
イライラや悲しみを感じた時には、いつどのタイミングでなぜそうなってしまったのかを考えましょう。
一般的には、自分にとって何か悪いことや不都合なことが起こったときに怒りや悲しみが発生しやすいといえます。
しかし、大きな出来事がない場合でも、自己評価が低くネガティブ思考が身に染みている場合や脳内の化学物質やホルモンのバランスの乱れによって、何か大きな出来事がなかったとしても不安や憂鬱など、負の感情を抱くことがあります。
負の感情を抱く要因は個々人によって異なりますが、必ずしも1つの出来事だけが原因なのではなく、様々な要因が相互に関連しあって影響を与えている場合もあります。
悪魔をコントロールするためのヒント
感情を表現する方法を見つける
感情を表現することで、負の感情をコントロールすることができます。
ネガティブな感情を抑え込む人が多いですが、それは心に溜め込むことになり、結果的に爆発的な感情の発露や身体的な不調を引き起こす可能性があります。
日記を書く、信頼できる友人に打ち明けるなど、自分に合った方法で表現をするとよいでしょう。
ポジティブな視点を持つ
負の感情に囚われると、マイナスのスパイラルに陥りがちです。
そうした時には、意識的にポジティブな視点を持ちましょう。
困難な状況に直面した場合でも、そこから学びや成長の機会を見つけることができます。自分が感じる負の感情をチャレンジし、前向きな視点を持つことで、負の感情をより効果的にコントロールできます。
心身のケアをする
心身のケアは、負の感情をコントロールするために欠かせません。
十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を摂ることで体力を保てます。また、ストレッチや瞑想などのリラクゼーション法を取り入れることで心の安定を図ることができます。適度な運動や趣味に時間を割くことも、ストレスを軽減し、良い気持ちを保つことができます。
プロフェッショナルのサポートを受ける
イライラや憂鬱、心配ごとが長期間続いたり、日常生活に大きな影響を与えるような場合はプロフェッショナルのサポートを受けることを検討することも1つの手です。
心理カウンセリングやセラピーを通じて、感情の原因や対処法を見つけることができます。専門家の助けを借りることで、感情のコントロールが難しい状況から解放されるかもしれません。
まとめ
悪魔が心に住む、すなわち負の感情を抱くことは人生の一部であり、避けることはできません。
しかし、負の感情をコントロールするためには、自己認識、感情の表現、ポジティブな視点の持ち方、心身のケア、そして必要に応じたプロフェッショナルのサポートが重要といえます。
これらのヒントを活用して、自己成長と心の健康を促進し、より充実した人生を送りましょう。
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