2023.03.16

研修カリキュラムを作成するための2つの要素

教育・研修担当者のためのカンペ集

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研修カリキュラムを作成するとなったとき、初めて作成する方によってはなかなか難しいことです。


「過去に実施した研修をベースに作成していけば上手くいくだろう!」なんて思ってしまいますが、
実はこの方法はカリキュラム作成のよくある失敗です。


カリキュラムを作成するには大きく分けて3つのポイントがあります。


これらのポイントを把握することで、ニーズのずれを防ぎ、
効果的な研修のカリキュラムを作成ができます。

 

カリキュラム内容の検討


カリキュラム内容を決定するプロセスとして、よく用いられる方法がブレインストーミングです。


これは、ニーズ分析をしたうえで設定した研修目的に対し、何が必要なのかを考えるたことができます。

実施方法としては、下記の4ステップを踏むことをオススメします。

step1

付箋や紙などに「カリキュラムには何が必要か」を思いつくままに書き起こし、
内容ごとにグルーピングや取捨選択していき、必要なものを選択していきます。

 

step2

次に優先順位をつけていきます。

なぜなら、教える側は考えていくうちにどれも重要だと詰め込んでしまう傾向があるからです。
「目的の達成に必要か」を考え優先順位をつけていきましょう。

 

step3

次に、step2で優先順位が高い項目について、それらが研修でしかできないことなのかを考えていきます。


書籍やeラーニングなど講義のみで学ぶことであれば研修で学ぶ必要性はなくなってしまうため、
ディスカッションやワークなど対話を通しながら学ぶ意義があるかを確認していきます。

step4

最後に「この内容を学べば目的を達成できるのか」を検証します。


もし、この内容では達成できないと感じるのであれば再度検討を繰り返し、
達成できるように改善していきます。

 

手法の検討

上記の手順を踏めば、カリキュラム内容を決定することができると思います。

しかし、これらを実施するには時間が足りないのではないかと悩みが出てくることが多くあります。


講義はもちろん必要なことではありますが、講義以上に効率的な手法があるかもしれないという考えを持ち、
手法を検討することも重要です。


例えば、「知識をインプットしていきたい」場合、講義ではなく、間違い探しという方法があります。

文章を読んで、間違っている箇所はどこか見つけるといった方法も1つ手法です。


また、「実践させる意欲の向上」であれば、疑似体験をさせ、
上手くいったときの自分を想像させるなど言葉だけでは伝えられない感情を伝えることができます。


このように、講義だけではなく、様々な手法を活用することで、より効果的に学ぶことも可能です。


カリキュラム内容ごとに講義で伝えるべきことなのか、
それとも他にもっと効果的な手法があるのか検討していき、
より良い研修カリキュラムを作成していきましょう。

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