私たちは、昨今の若手の傾向を紐解き、日々の研修開発(プログラム設計)に役立てています。
例えばですが、若い方々の傾向でよく挙げられるのは
①妥協点を探して、泥臭くやることを嫌う
②人や環境のせいにして、言い訳が多い
③一人で完結させようとし、他者との意見交換を避ける
などです。
①妥協点を探して、泥臭くやることを嫌う
「これくらいでいいや」と思い始めると、人は妥協点を探しがちです。もちろん、時間との兼ね合いでやれる限度があるかもしれませんが、新人のうちにその癖をつけると、どこかで成長が停滞してしまいます。ぜひ、成長できるうちは、自分で限界を決めずに最後までやりきることを意識してほしいものです。
②人や環境のせいにして、言い訳が多い
物事を人や環境のせいにすると、非常に楽になります。
例:ミスをした→○○さんの教え方が悪かった→自分は一生懸命やった
これでは工夫する余地を自ら奪っていることと同じです。自分事に考える(自責で考える)からこそ、工夫しようとする意識が働き、成長が生まれるのです。ぜひ、他責にせずに自責で考える癖をつけましょう。
③一人で完結させようとし、他者との意見交換を避ける
自分のやりたいことを優先・集中して行う傾向もあるようです。他者とかかわることをストレスと感じてしまうと、ビジネスでの活躍は難しいでしょう(常に相手がいますからね)。他者を上手に巻き込んで、組織貢献を優先した思考・行動を、若いうちに身につけることが重要となります。
いかがでしょうか。もちろん、良い点も多々ありますし、個々の特性も異なります。一概に「新人はこうだ」と決めつけることなく、あくまで「こういった傾向にある」くらいに思うのがよいでしょう。
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