仕事する目的にピンとこなくなってしまったら
2016.06.20
ツイートここ関東は梅雨に入り、どんよりとした空模様の日も増えてきました。
そんな季節には、気持ちが重くなることもあるでしょう。
やる気が起きず、仕事の手が進まない。
発症した5月病の治療が進まずに、今日まで長引いてしまってはいませんか?
仕事には「目的」がある。
これは、新入社員に仕事の進め方を研修する際に、皆さんが必ず伝えている筈の言葉です。
責任が小さく簡単な事、すなわち“些細な仕事”から覚えていく新入社員にとっては、
理解しやすく、しかし、奥の深い教えです。
さて、この言葉は新入社員だけに当てはまるものではありません。
某かの仕事に従事している全ての人が共有するものです。
5月病を大事に抱え、そのまま梅雨入りしてしまった皆様。
「私、何のために働いてるんだろう」と、“そもそも”を繰り返し、深掘りして、
「人はなぜ生きるのか」なんていう哲学酒を醸造していませんでしょうか。
”仕事の目的”と”仕事をする目的”は違います。
職場で整理するべきは仕事の目的ですが、
くもり空ゆえ、「仕事をする目的」に思いが至ったとしても、
答えは割とシンプルかもしれません。
マズローさんに「それは低次欲求だ」と揶揄されても、
生活のため、生きていくため、こんな答えこそ単純明解。
高尚で高次な「目的」がピンとこなくて困ってしまったら、
今の自分にできること、その一歩を大事にしてはいかがでしょう。
少し馬鹿になったくらいが、心地よいかもしれません。
そして、「仕事の目的」があなたの元に返ってきそうになったら、
捕まえましょう。
目的に対する目標を意図的に操作しながら、緩急おりまぜてみてください。
■もく・てき【目的】
成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。「-をとげる」
■もく・ひょう【目標】
目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。的まと。「―を立てる」「努力―」
広辞苑より