ネットサーフィンで発見したユニークな研修が想像以上に凄かった!!
2015.09.18
ツイートヒップスターゲートのプログラム「Do★Do★Do研修シリーズ」は、動画(アニメーション)を取り入れたビジネス体験型研修で、ゲーミフィケーションの考え方を導入したユニークなものと自負しています。受講者が目的意識の重要性やチームワークの大切さを実感しながら、実行力をつけていく自信をもってお勧めできるプログラムです。
さて、「真面目に楽しい人材育成・研修情報サイト」※を運営する私どもとしては、世のユニークな研修に大変関心があります。優れた企業には見習うべき人材育成の考え方があり、その体現である研修も個性的な内容であることが多いからです。
※当サイトのコンセプトです。全てのカテゴリーでページ左上に表記しています。
ここで幾つかのユニークな研修をご紹介します。
竹とんぼ作り研修・・・TDK株式会社
三人一組で竹とんぼを手作りする研修。コンセプトや商品基準、資材原価など細かい設定があり、コスト、品質、納期のモノ作り3大原則を体現できる。
http://ascii.jp/elem/000/000/124/124581/(ascii.jpより)
投石器づくり・・・株式会社東芝
1.8m先のターゲットに正確にボールを落とす投石器を作成する。プロセス改善手順「DMAIC手法」を身に付けるために開発された研修。
http://ascii.jp/elem/000/000/126/126974/(ascii.jpより)
幼稚園研修・・・株式会社青森ダイハツモータース
幼稚園の先生を5日間体験する研修。心を開かなければ子供たちに受け入れてもらえない。誠実な顧客対応の第一歩が学べる。
http://aomori-daihatsu.co.jp/recruit-blog/?p=88(採用担当者ブログより)
タフネス強化研修・・・伊藤忠商事株式会社
標高1900mの登山。自炊をしながらキャンプで一泊する。メンタルタフネスの向上とチームビルディング効果が期待できる。
http://plaza.chu.jp/diary/2012/04/itochu-climbers-training.html(愛媛の美容師の気ままなダイアリーより)
その他にもヒッチハイクや、漫才、無人島サバイバル、自衛隊研修など一見してユニークな研修は多くあります。しかし、先に述べたように、ユニークな研修に学ぶべきは、その仕掛けではなく、ねらいや目的を体現させようとした過程だと思います。
上記の研修はテーマが明確で各企業の人材育成の重点目標が分かります。
モノ作りを根幹に置いている企業では、独創的なアイディアやコスト感覚、商品の安全性等を意識してカリキュラムが組まれています。商社系が導入しているのは、顧客視点、ストレス耐性、チームワークが学べる研修です。
集合研修を実施するには、時間も労力もかかります。そして研修に費やせる時間は、日々続く就業時間の中では、ほんの僅かなものに過ぎません。だから研修テーマは分かりやすい必要がありますし、内容はテーマから少しも逸脱してはいけません。研修カリキュラムを組み立てるとき、そんな余裕はないものです。
ご紹介した研修はとてもユニークで、導入したいと思われる経営者の方もいらっしゃるでしょう。でもその前に、自社が必要とする人材像を再度整理することをお勧めします。企業が永年存続するには、新しい技術や工作機械の導入、流通拠点の見直しなど攻めの経営が必要でしょう。そして言うまでもなく人材育成も攻めの経営の範疇なのです。
人材育成方針を突き詰める。
必要な人材像を突き詰める。
そうすれば実施すべき研修カリキュラムが見えてきます。
それは、誰も見たことのないユニークで新しい研修スタイルかもしれません。