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あゝ人材教育!3分ななめ読み

育休復帰支援が直面している問題点

2016.03.03

育児休業制度を利用し、かつ育休復帰支援も取り入れているものの、思うようにうまくいかないと感じていませんか?育休復帰支援が直面している問題点にスポットをあて、すぐにできる解決法を探っていきましょう。

■ 育児休業後の復帰の現実

育児休業を利用する女性の数は、厚生労働省の調査によると平成8年の49.1%と比べると、平成25年度は76.3%と約1.5倍に増えています。その一方で、出産を機に退職をする人の数の減少はしていません。また育児休業後に職場復帰を断念する人や、復帰をしても続けられないと退職をしてしまう人が少なくないというのも現実なのです。そこに見えるのは、まだ育休復帰支援が企業内で円滑に進められていないという問題もあるようです。

■ 育休社員対応で会社が陥りやすいミス

そこには雇用する会社が陥りやすい復帰後の配属や対応ミスがあると言われています。

1つ目は、小さな子供がいるし家庭もあるから残業もできず、いつ休むか分からないといった理由から「責任がない部署」に配置することです。確かに子供が小さいうちは勤務体系が不安定になる可能性はありますが、職場復帰して頑張ろうと思っている女性からは「仕事を任せてもらえない」と不満の声が上がってしまいます。

2つ目は、勤務地の変更などを復帰するギリギリまで知らせてもらえないことによって、子供を預ける保育所の段取りなどが出来ないという不満なのです。配属先を決めかねていたり、通常の人事異動同様にギリギリでと考えてしまっていることが、女性からすると歓迎されていないのではと不安にさせモチベーションを下げてしまうのです。

■ 面談で不安と溝を埋めよう

仕事を一度離れた後に再度仕事に戻るのは、ブランクもあり非常に不安になるものです。また、遅れを取り戻そう、迷惑をかけたくないと気を遣いすぎてしまうなど、ストレスも溜まってしまいます。そんな状況を理解し、職場復帰前から面談を行うなどして、本人の意向を確認し会社との間に生まれがちな溝を埋めることです。また面談は、育児休暇後復帰して頑張っている先輩社員を選定し、話しやすい雰囲気を作ることも大切でしょう。

育休復帰支援をもっと現実的な物とするためには、お互いが働きやすい環境を作っていく為に共に模索していくことが必須となるのです。

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