コロナ禍が続く中、リモートワークを継続している企業も多くあるでしょう。
それぞれの場所で各々業務にあたっている状況の中、1人で漠然とした不安を抱えたり、
自分のキャリアを見つめなおしたり…そのような方も多いのではないでしょうか。
自分に迷いがでてきたら…1人で、5分程度で自己理解に使える“20答法”を紹介します。
“20答法“とはアメリカの心理学者、クーンとマックパーランドが作成した自己分析のテストです。
「わたしはだれ(Who am I)?」という問いに対して、
「わたしは…である(I am…)」という文を20個作成していきます。
記入用紙に「私は、_________________です。」という文を先に20行、書いていきます。
そして記入時間5分でこの文章を埋めていきます。
「私は女性です。」「私は会社員です。」など、短い文で大丈夫です。
自分が思うままに書き込んでいきましょう。
実践してみるとわかりますが、5分で20個を出すのは意外に難しいものです。
初めのうちは性別・年齢・職業・社会的立場などの特性が挙がっていきますが、
その後は答えが鈍りがちです。
そして、「私はいつかは結婚したいです」「私は一軒家を建てたいです」等の
自分の欲求・将来像を記入していくようになります。
さらに、進めるにつれて筆が鈍ってきます。(個数にして15個位からでしょうか)
無意識の欲求や悩みが答えに投影されるようになると言われています。
自分自身で気づいていなかった、意識していなかった姿があぶりだされるのです。
記入しきれなかった方は、自己分析をまだまだ深められる状態と言えると思います。
また、内面的な情報がなかなか出てこなかった、という方は、
自分というものを出すことに恐れを感じている可能性があります。
また、ネガティブな事柄が多ければ、欲求が叶わないことが多く、
不満を抱いたり不快な気分でいたりする状態なのかもしれません。
フラストレーションがたまっていたり、ストレスを感じたりしているのでしょう。
このネガティブな内容は自分自身に対する否定的な部分ですので、
今後の課題として受け止め、注意していくと良いでしょう。
簡単な方法ではありますが、自己理解の促進に活用していける方法です。
【参考】自己開示とジョハリの窓
自己理解の過程において、黙々と一人で進めることもできますが、
「キャリアデザイン」をグループで行う研修では、自己開示を行い、
他者から多くのフィードバックをもらうことを繰り返すことで、
「自分の知らない自分」を見つけることができます。
コロナ禍が続く中、対面での実施は難しいかもしれませんがオンラインでも実施可能です。
20答法をグループで実施することで、自己理解と他社理解双方の促進につながりますので、
是非参考にしてください。
①開かれた窓(自分にも他人にも十分理解されている自己)
ここの領域が広がることで、親近感や信頼感が増し、
対人コミュニケーションが深まり自己実現や自己の成長につながる
②隠している窓(自分だけが理解していて、他人にはわからない自己)
自分の弱みなどを意識して隠している、などがあてはまる領域。
ここの領域を小さくする=隠している自分を開放することは、①の開かれた窓の領域を広げることにつながる
③気づかない窓(自分にはよくわからない(見えていない)が、他人は知っている自己)
他者からのフィードバックがあって、知る事ができる領域ここの領域を小さくすることで、
①の開かれた窓の領域が広がることにつながる
④未知の窓(自分にも他人にも十分理解されていない自己)
非常に深く抑圧されている感情や衝動、隠された才能など
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