2022.07.22

ビジネスパーソンがリベラルアーツを学ぶ意義

あゝ人材教育!3分ななめ読み

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リベラルアーツとは

リベラルアーツの起源はギリシャ・ローマ時代にまでさかのぼります。
当時は自由人が学ぶ必要のある「自由7科」(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)を意味しました。
その時代に自由人として生きるための学問がリベラルアーツであり、
現代の大学などでは「人の精神を自由にする幅広い学問」という趣旨で使われているのが一般的です。

一般教養と混同されることもありますが、一般教養は大人として持っておくべき必要最低限の知識ですので、
リベラルアーツとは異なります。

ビジネスパーソンがリベラルアーツを学ぶ意義

現代のビジネスパーソンがリベラルアーツを学ぶ意義は何でしょうか。
一つには「思考の枠組みを変えること」があります。

急速に変化をし続けるグローバル社会に適応し、競争力を高めて生き残っていくためには、
これまでの古い枠組み(例えば終身雇用、年功序列など)の在り方を見直して、
自分の頭で考え、判断して、責任を持って行動をしていかなければなりません。
国や会社など第三者に身を委ねておけばよい時代はとうの昔に終わっており、
これからは自分の力で主体的に人生を切り開いていくことが大切です。
これまでにない、自由で新しく豊かな社会、人生を創造するためには、
まず第一に思考の枠組みを変える必要があります。

今ではインターネット上にありとあらゆる情報が整理されており、
検索すれば何でも簡単に情報を得られますが、
Aという情報とBという情報を統合して、新たなCの発想を生み出したりする力は不足がちになります。
物事の本質を捉えたり、異質なものの間に共通点を見出したりする思考力が弱い、
統合に必要な基本的な知識、方法が不足している、とも言えます。

そして、この点を補うのがリベラルアーツなのです。
リベラルアーツは「人の精神を自由にする幅広い学問」であり、
その学問領域に特定の境界はありません。
自然科学、音楽、芸術、哲学など横断的な情報・知識を獲得し、
その感覚を統合することで、柔軟な思考力や想像力、感性が身につきます。

リベラルアーツをどのように学ぶか?

ビジネスを起点にリベラルアーツを考えるのであれば、
歴史や経済学は仕事の役に立つ可能性が高く、実益があると言えます。
しかしながら、興味のないものを学ぶことは苦痛以外のなにものでもありません。

まずは自分が関心のある分野から取り組むのが良いでしょう。
縦に深く知識を獲得していく一方で、そこから徐々に横の領域を広げていき、
横断的知識へとつなげていくのが王道と言えそうです。

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