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あゝ人材教育!3分ななめ読み

人事教育担当者が知っておきたい研修講師の選び方

2016.05.10

外部研修を選択する

企業の教育担当者が複数の仕事との兼務であったりすると、まとまった時間を取れずに時間だけが過ぎてしまい、成果の上がらないことも多いものです。そんな時には、外部の研修会社のメニューを選定するのも一つの方法です。しかし、従業員の勤務地が全国に所在していると、講師派遣を受けて本社など一ヶ所で研修を実施する場合は、移動や宿泊出張に不便があります。また、不特定多数の企業が合同参加する公開型研修の場合も、狙いが、ぴったりとはまっているものもあれば、一部はズレていて不要ということもあるでしょう。一長一短がありよく吟味したいものですが、その場合は複数の研修会社の説明を受けましょう。コストや企業としての相性など比較もできますので慌てて1社を決める必要はありません。

社内講師を選定する

一番安上がりで自由に開催できるため、社内研修として内製化することも便利のいいものです。社内の講師ですから、年配者から若年層へ、また、上位の役職から後輩たちにと、ノウハウを伝えていくのがこの社内講師の役割です。
さて、社内講師の候補者には、当然ながら講師として活躍してもらう合意を取り付ける必要が出てきます。これには、その社員の所属する部署との合意と本人のやる気が欠かせません。使命感を持って常に向上していこうとする気持ちを備えた人でなければ、本人も不幸ですし受講者たる従業員が何より可哀そうです。はまり役の人には長く担当してもらい、向いていないと判明した場合には、役目を他の人に引き継いでもらった方が賢明です。

講師にも成長してもらう

社内講師による研修が軌道に乗り、受講者からの評判も上々となると、講師としても研修を開催するたびに、出来はどうであったのか、受講者たちはどのように受け止めてくれたのかが気になるところです。その評価によって、より上手に教えられるようになりたいと工夫や努力を重ねるようになるのです。何かの研修を立ち上げた際には、研修が安定して開催できるようになるまで、我慢して待つという期間もあるものです。繰り返し、地道に開催していきましょう。講師と評価がどうであったか、必ず講師に成果をフィードバックして、コミュニケーションを取りたいものです。

講師をねぎらう

外部講師であれば、講演後に食事をするなど何らかの御礼の会を開いたりします。外注であっても、その回ごとに、ねぎらいながらも、研修の成果を共有する場を設けます。これは私自身の経験ですが、印象的な企画をする教育責任者がいました。社内で講師を務めてくれる社員たちを一堂に集めて感謝の意を表すのです。その時には、ちょっとした御礼の品物までいただけたものでした。その方の引退後は、そういうこともなくなりましたが、ずっと心に残る催しでした。人間なんでもそうですが、恩に報いるということは大切なものです。講師は講師なりに準備をし、自身の時間を犠牲にして人を育ててくれるのですから。感謝の気持ちは伝えたいものです。

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