メタウォーター株式会社
(写真左より)
田丸 幸子
経営企画本部 人事総務企画室 人材開発部(当時)
金子 久美子
経営企画本部 人事総務企画室 人材開発部(当時)
会社概要
メタウォーター株式会社
METAWATER Co., Ltd.
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町一丁目25番地 JR神田万世橋ビル
https://www.metawater.co.jp/
2008年4月、日本ガイシと富士電機の水環境部門の合併により誕生したメタウォーターは、水処理分野では国内初となる機電一体型の会社。水環境プラントに必要な機械設備・電気設計を製品として有するとともに、プラントの設計、施工、運転・維持管理までを網羅した事業内容で、上下水道施設に最適なソリューションを提供している。
御社が求める新入社員の人材像を教えてください。
- 田丸
- 人が最大の財産のエンジニアリング会社として、当社では「変革・挑戦・多様性」の3つを行動方針として掲げています。具体的には、自律的かつ自発的に自己成長を目指せる人材、過去の経験や慣習にとらわれず変わることに挑戦できる人材、多様な個を認め、チームとして価値を創造することができる人材を求めています。
そうした人材を育てるためにどのような教育を行っていますか?
- 田丸
- 会社の理念をもとに、新入社員や若手社員の教育に力を注いでいます。自己成長意欲のある人材を支援し、能力開発の機会を提供するための「環境」と「仕組み」を構築し、社員一人ひとりの能力や可能性を最大限に伸ばすことを目指しています。
例えば新入社員については、入社3年間は育成期間として、人事と部署が連携して教育に取り組んでいます。特に社会人としての基礎知識、コミュニケーション力、チームワーク、主体性、積極性について重点的に教育します。専門知識については各部署でのOJT(On-the-Job Training)を中心に教育を行っています。さらには、トレーナーやメンター制度などを通じて、新入社員や若手社員の成長を総合的に支援しています。
昨今の新入社員、若手社員の傾向で気になっている点はありますか。
- 田丸
- 最近の新入社員や若手社員は、第三者からの評価を気にしすぎる、自己肯定感が低い傾向にあると感じています。人事側の本音としては、もっと自信を持っていいのに、とも思いますね。あとは、言われたことを100%全力で受けてしまい、考え込んでしまうのも少し気になる部分です。真面目なのはとても良いことではあるのですが、良い意味で「適当」なことができず、うまくバランスが取れていないように感じます。
そうした傾向を踏まえて、御社ではどのような新入社員研修を実施していますか?
- 金子
- 新入社員研修は、学歴や専門職種に関わらず、全員に共通して、社会人として必要なビジネスマナーやスキル、当社の社員として必要な知識が身につく内容を重視して実施しています。「水」を扱う企業として、水源林や現場見学を通じて目で見て学び、森林ボランティアで植樹体験をして森林保全の重要性についても学びます。約1か月間の研修を経て、配属される部門もあれば、さらに専門分野の研修を実施する部門もあります。一番長い部門で約3か月間の教育を実施しています。また、研修を通じて同期の繋がりを深められるように、ほぼ全てが対面での集合形式を採用していることも特徴の一つです。
さらには、新入社員には半年後と1年後にフォロー研修を行っていて、同期と励まし合える機会を設けています。そのような場があることで、モチベーションアップにも繋がっていると思います。
新入社員研修においては、弊社の「シミュレーション研修」を導入されていますが、経緯を教えてください。
- 金子
- 新入社員研修の見直しを行った際に、配属前のまとめの研修はあるものの、マナーやスキルをインプットしただけになってしまい、アウトプットさせる機会がないことに気が付きました。新人からは「上司や先輩に質問するタイミングがわからない」「どのようにコミュニケーションを取ればよいか分からず不安」という声も少なからずあがっていましたので、配属後をイメージした上司との関わり、業務の進め方、PDCAの回し方を体験学習できる研修を探して、導入を決めました。
研修を受けた後、新入社員からはどのような変化や反応がありましたか?
- 金子
- 実際に「働く」ということを体験できたことで、社会人としての行動や責任を認識できるようになっていたように感じます。ヒップスターゲートさんの研修は、実際の業務とは異なる内容ではありますが、シミュレーションを通して、自身が学んできたことで何ができているか、何ができていないかに気づけるからだと思います。
また、グループで課題を進めることで、自分自身がどの立場でチームを支援できるのかを考える良い機会にもなっています。積極的に発言できる人だけが評価されるのではなく、一歩引いてチームの意見をまとめる役割も重要であること等を講師から評価してもらえることで、自分の立ち位置や存在意義に気づくことができますよね。それが配属前の自信にもつながっているように思いました。
最後に、ヒップスターゲートへの今後の期待を教えてください。
- 田丸
- 新入社員に対しては社外講師として第三者目線で評価や指摘をしていただき、研修については、受講者が楽しく学べる内容の企画や昨今の環境変化による若手の傾向などの情報提供を引き続きお願いしたいと考えています。
インタビューを受けた方
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田丸 幸子(たまる さちこ)
経営企画本部 人事総務企画室 人材開発部
2009年1月にメタウォーター株式会社に入社後、約12年にわたり労務管理業務(給与・社会保険・退職給付)に携わり、2020年10月に人材開発部に異動
現在は、中堅~シニア世代の教育と女性活躍推進を担当
※経歴は、インタビュー時のものです。 -
経営企画本部 人事総務企画室 人材開発部
2009年1月にメタウォーター株式会社に入社後、約12年にわたり労務管理業務(給与・社会保険・退職給付)に携わり、2020年10月に人材開発部に異動
現在は、中堅~シニア世代の教育と女性活躍推進を担当
※経歴は、インタビュー時のものです。
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金子 久美子(かねこ くみこ)
経営企画本部 人事総務企画室 人材開発部
2019年メタウォーター株式会社入社、入社後、若手の研修を中心に携わり新入社員研修、若手の教育を担当
※経歴は、インタビュー時のものです。 -
経営企画本部 人事総務企画室 人材開発部
2019年メタウォーター株式会社入社、入社後、若手の研修を中心に携わり新入社員研修、若手の教育を担当
※経歴は、インタビュー時のものです。