【プレスリリース】企業のD&I担当者149名が選ぶ「D&Iの取り組みが進んでいると思われる企業ランキング調査」でP&Gが1位を獲得!
2021.11.16
株式会社ヒップスターゲート(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:渡邉良文)と株式会社グローシップ(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:小田桐正治)は、D&Iの取り組みが進んでいると思われる企業についてンケート調査を実施いたしました。
アンケートは、「D&Iの概念を理解し、互いの違いを強みにしていると思われる企業名」を自由記述で尋ねました。当ご報告ではアンケート結果をランキング形式で発表いたします。
調査概要
・調査名称:D&Iの取り組みが進んでいると思われる企業ランキング調査
・調査方法:D&Iセミナー参加者に対するアンケート
・調査期間:2021年7月16日~8月26日
・有効回答数:149名
・回答者の属性:企業の人事およびD&I担当者
D&Iの取り組みが進んでいると思われる企業ランキング結果
調査ハイライト
D&Iの取り組みが進んでいると思われる企業ランキングの結果は、1位 P&G、2位 カルビー株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社資生堂となりました。
当アンケート調査は、回答に制限のない自由記述かつ複数回答可という条件で行いました。そのため名前が挙がったのは国内・国外の企業を含め全64社となり、10位以内の13社は回答が分散するなかのランキングです。
これらの企業は社内の意識改善や制度改革にとどまることなく、D&I推進の取り組みを広く一般に公開するなど、広報活動にも力を入れ、D&Iを企業の強みとするD&I経営が確立している企業といえます。
参考までに各社のホームページから検索することのできたD&Iの取り組みについてご紹介します。
P&G
「尊重とインクルージョンは企業文化の礎である」とし、社員だけでなく、ブランドやビジネスパートナー、コミュニティに対して働きかけや支援を継続していることがわかります。世界企業の立場で発信する、強いD&Iリーダーシップを感じることができます。
参考:https://jp.pg.com/equality-and-inclusion/
カルビー
「女性の活躍なしにカルビーの成長はない」とし、女性活躍推進を最優先課題として取り組んできたことがわかる他、多様な働き方支援や家庭と仕事の両立支援制度などの具体的な施策が掲載されており、ダイバーシティ経営の道筋を見ることができます。
参考:https://www.calbee.co.jp/sustainability/human-resources/diversity.php
三菱UFJ銀行
女性経営職層や要職候補の女性のマネジメント、管理職を対象としたイクボスワークショップ、海外拠点での取り組みなどが紹介されたHPです。日本を代表するメガバンクとして、D&I推進に責任感をもって取り組む姿を読み取ることができます。
参考:https://www.mufg.jp/csr/employee/worklifebalance/index.html
資生堂
企業特性を生かした取り組みが伝わるHPです。LGBT啓発や育児休業取得への取り組み、女性リーダー育成プログラムなどの社内施策、LGBT支援イベントでのメイクアップアドバイスや店頭美容職のLGBT応対研修受講などの対外施策が紹介されています。
参考:https://corp.shiseido.com/jp/sustainability/labor/diversity.html
D&I経営がなぜ必要とされるのか
日本でのD&I推進は、労働力人口の減少を受けて、結婚・出産を経ても女性が働ける社会や、外国籍社員の雇用、シニア層の活躍を実現しようと推し進められた背景があります。ここでは労働力を数で切り取る施策が中心ですが、本来のD&I経営は「数」の先にあります。D&I経営の本分は、社員一人ひとりの思想や価値観を経営戦略に取り込み、商品やサービス、雇用、職場環境の整備に活かすことにあります。
それは、あらゆる差別に対する拒絶感情やサステナブルな社会への関心が世界的に高まり、お互いの違いを受け入れ支援することのできない国や地域、企業・団体が圧倒的に評価されない、現在の潮流を受けています。
今回のアンケートで名前が挙がった企業は、業種・業態や企業規模に合わせたD&Iの取り組みを進める一方で、私たち消費者や一般社会へのアピーリングを欠かしていません。女性活躍推進や多様な働き方の実現といった社内整備はもとより、積極的な経営戦略として対外的にも価値を見出す取り組みといえます。