設立10周年のご挨拶
2020.05.28
皆さまの支えが合ってこその10年
株式会社ヒップスターゲートは2020年5月28日をもちまして、お陰様で設立10周年を迎えることとなりました。
リーマンショックの年、世界経済が景気後退に陥っていた最中の設立から、こうしてひとつの節目であるこの日を迎えることができましたのは、前職時代に起業を応援して下さった皆さま、苦しい創業期を共に過ごして下さった皆さま、弊社の取組みに賛同し出資して下さったアクロホールディングス創業者の石田さん、いつも温かい期待をお寄せ頂ける全国のお客さま、いつも最高のパフォーマンスを発揮して下さる協力講師の皆さま、弊社商品を魅力的に拡販して下さるパートナー企業さま、そして朝令暮改な私と共にチームを築いてくれる弊社社員。
これだけの関係者に支えられてのことであり、心より感謝申し上げます。
10年前に前職時代のオフィスを間借りしスタート
創業当時、潤沢でない活動資金を融資で補おうと、幾度も政策金融公庫を訪問しましたが、承認を得ることはできませんでした。
私は、預金残高が目減りする度に恐怖を感じ「一体何のために起業したのだろうか」と、自問する日々を過ごしていたことを、今でも鮮明に覚えています。
あれから、10年の月日を経て、現在では、400社を超えるお客様に支えられながら、
素晴らしい仲間と、素晴らしい会社へと成長できたことを大変うれしく感じております。
10周年を迎えた「今」
今は、突然やってきた特大の津波(コロナ)に襲われないようにと、必死で高台に避難している状況です。
まさか節目の10周年がこんなにも苦く辛い年になるとは、思ってもおりませんでした。
創業時はリーマンショックと東日本大震災、そして今回の10周年はコロナショックと、
結果として、節目節目に予期せぬ出来事に遭遇していることに法則性を覚えます。
経営の基本スタンスとしては「備蓄(現預金残高)を頼りにとにかく耐える」それ1点に尽きます。
世の中の雰囲気(オンライン時代の流れ)や同業他社の動き(オンラインサービスの拡充)を横目に、
つい大きく動きまわりたく(投資活動)なるのですが、大きく動くとは、体力(備蓄)を大幅に消耗(減少)させる行為です。
今は、“生き残る”が最優先事項であり、これまで支えて下さった皆さま、これからも期待して下さる皆さまの為にも、勇気を持って“ジッとする”と決めています。
とはいえ、弊社は10年間、「真面目に楽しい教育の創造」をミッションに掲げ、
多くの企業の人材育成支援を通じて学んだ、人材育成ノウハウやテクニックを多数保有していますから、
大きく動きまわらなくても、現有コンテンツを存分に活かしたサービス展開が可能です。
お客様が抱える“人に関する悩み事”に寄り添った新サービスの準備をすでに進めておりますので、
どうかご期待ください。
「未来」に向けて
人員整理や中途採用の停止、2021年度新卒採用中止に関連するニュースが相次いで報じられている通り、
多くの企業が最適な人員構成で最大限の売上・利益を追求しようとしています。
コロナショック以降の企業経営が少数精鋭戦略にシフトしていくことは明白と言えるのです。
これは、“採用から育成に力を入れる時代の到来”といっても過言ではなく、厳しい時代を生き抜く為のセオリーになっていくと思われます。
「私たちのコンテンツ力で人材育成手法の選択肢と可能性を広げていく」
この思いは、今までもこれからも変わることはありません。
何かと「変わる」ことが求められる時代ですが、
「変わらない」ことも、自分らしくあり続ける上で大切だと思っています。
私たちは、支えてくれる皆さまあっての存在です。
どうかこれからも「変わらず」期待してください。
株式会社ヒップスターゲート
代表取締役 渡邉 良文