個と多様性を尊重し、 成果を出せるチーム作りを目指す
多様な人材を活かす職場風土を育むために、インクルーシブ・リーダーシップの要素を学び、その実践を通じて組織のパフォーマンスを最大化させ、新たな価値を創造する
インクルーシブ・リーダーシップ研修とは
多様性を活かしたインクルーシブな組織づくりのための教育研修プログラム
LEARN
動画を用いたケーススタディ演習と体験型ワークショップ
ANALYZE
診断ツールで自身の
インクルーシブ・
リーダーシップを可視化
PRACTICE
学びを職場経験と
接続して実践
実施概要
目的
多様な人材を活かす職場風土を育むために、インクルーシブ・リーダーシップの要素を学び、その実践を通じて組織のパフォーマンスを最大化させ、新たな価値を創造する
ねらい
- 多様性を尊重し、活かすことができる物事の捉え方を会得する
- インクルーシブな職場の風土づくりを妨げるマジョリティとマイノリティの不均衡を自覚する
- インクルーシブ・リーダーシップを理解し、多様な人材に対する具体的な関わり方を学び実践につなげる
対象
管理職、次世代リーダー
※各回定員20名程度を推奨
研修の流れ
STEP01
研修(基礎編)
主な学習内容
- マジョリティの無意識の自覚を体験
- 動画(社内会議編)で学ぶインクルーシブなコミュニケーション
STEP03
研修(応用編)
主な学習内容
- インクルーシブ・リーダーシップ
- 動画(プロジェクト編)で学ぶインクルーシブなコミュニケーションの実践
基礎編:研修カリキュラム
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項目 |
内容 |
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オリエンテーション |
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マジョリティと |
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マジョリティの無意識の |
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社会モデルの理解 |
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あなたの身近な |
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インクルーシブな |
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日常のコミュニケーションの |
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まとめ |
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動画視聴(社内会議編)
社内オンライン会議をイメージした動画を視聴し、日常にあるマジョリティ-マイノリティ性について考えます。自分自身や自組織でも同様のことが起きていないかを考え、気づきを促すワークです。
マジョリティ-マイノリティ性の
現れ方の観点
- 呼び名
- 会話の開始、アジェンダの設定
- 不在時の意思決定
- 意見集約への関与
- 情報へのアクセス
- 意見の取り扱われ方
- 意見の属性的な解釈
SCENE PICK UP
応用編:研修カリキュラム
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項目 |
内容 |
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オリエンテーション |
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インクルーシブ・ |
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インクルーシブな |
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実践への橋渡し |
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まとめ |
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動画視聴(プロジェクト編)
各動画に設定された人物になりきり、自身が取る行動を選択します。
選択した回答から自身の傾向を把握し、インクルーシブな職場につながるコミュニケーションを議論します。
状況
1ヶ月前、国土交通省の入札事業が公示され、CBE商事も入札に参加することが決定。今年度最大規模の案件で、競合他社も軒並み入札へ参加予定の為、必ず受注するように期待が寄せられている。入札・プレゼン当日まで残り1週間。資料を仕上げるべく、メンバー総出で取り組んでいる。
SCENE PICK UP
スライドイメージ
受講者の声
受講者の声①
インクルーシブなコミュニケーションを実践するための7つのヒントは、日頃の自身の行動を振り返るのに大変役立つと感じました。どのような行動が適切なのか分かっていても、日々の業務に追われ意識が薄らいでしまっていることを再認識できました。
受講者の声②
ダイバーシティ研修は性別や国籍などの目に見えやすい表層的多様性を中心に据えたものが多い印象でしたが、ワークスタイルや在籍年数などの目に見えづらい深層的多様性にも言及していてよかった。
受講者の声③
自分自身が無意識のうちにマジョリティとしての判断や対応をしていることに驚いた。体験型ワークショップならではの経験が得られたと思う。いろいろな気づきを提供してもらい、自分の有様を見直すきっかけになった。
受講者の声④
有利な立場が人の心理や行動にどう影響するのか実感できる大変貴重な研修でした。
職場だけでなく、社会全体にインクルーシブな考え方、理解が広がってほしいと思いました。
共同開発責任者
星加良司(ほしか・りょうじ)
東京大学 大学院 教育学研究科附属
バリアフリー教育開発研究センター 教授
プロフィール
1975年、愛媛県生まれ。5歳のときに小児がんで視力を失ったが、小・中・高校とも普通学校で学ぶ。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。東京大学先端科学技術研究センターリサーチフェロー、同特任助教を経て現職。主な研究分野はディスアビリティの社会理論、多様性理解教育。
著書に『障害とは何か』(生活書院、2007年)、『合理的配慮』(有斐閣、2016年【共著】)他。一般社団法人組織変革のためのダイバーシティOTD 普及協会理事/運営委員
カリキュラム開発にあたり
社会環境・経済環境の変化の大きい時代におけるビジネス組織の経営課題として、ダイバーシティ(多様性)を取り込み、育むことに加え、インクルージョン(包摂性)やエクイティ(公平性)を確保し、高めることの重要性が増しています。また、そうした組織変革を駆動する鍵として、多様なメンバーの個性や能力、視点が活かされ、それらの化学反応を通じて新しい価値が生み出される土壌を形成するための、新時代のリーダーシップモデルが求められています。
中でも、私たちの研究室では、「インクルーシブ・リーダーシップ」の考え方に着目し、三井物産人材開発株式会社との共同プロジェクトにより研究を進めてきました。インクルーシブ・リーダーシップとは、旧来のトップダウン型のリーダーシップ、リーダー個人の資質やパーソナリティに依存したリーダーシップに代わり、リーダーとチームメンバーとの関係性を重視し、チームの力を十全に引き出す新しいリーダーシップのモデルとして、近年注目を集めています。また、私たちの共同研究の成果によって、欧米企業のケーススタディに基づく従来の知見とは異なり、場の論理や「空気」による支配力が強い日本の組織文化に特徴的な要素が明らかになってきたほか、そうした環境下でより有効に機能するリーダーシップのモデル構築が進んでいます。
これらの知見を基盤として、このたび株式会社ヒップスターゲートとの共同開発により、インクルーシブ・リーダーシップに関する簡便な組織診断を行うための測定ツールを開発しました。この診断ツールが活用されることで、組織やリーダーシップに関する現状の課題を適確に可視化し、インクルーシブな組織形成に向けた取り組みを進めるための一助となることを願っています。
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