HIPSTER GATE

教育・研修

2018.10.09

プロメン物語 第5話 話し下手

プロジェクト報告は簡潔に!

いよいよ今日はプロジェクトの進捗報告会議の日だ。
色々とあったが、とりあえず情報収集はできている。大丈夫なはずだ。

「皆さん、お集りいただきありがとうございます。早速、プロジェクト会議を始めます。1ヶ月間、情報収集した結果を簡潔に報告してください。それでは、まずは加賀くんからお願いします。」

「は、はいっ。私の所属している販売部では郵送物のミスが多発しています。えっと、郵送物の中身は顧客に送る請求書なんですが、その誤送が起こっていました。担当者が郵送準備をしていた時に、ちょうどB社から電話が掛かってきたために、電話が終わった後、何を勘違いしたのかB社の住所で封筒を作ってしまったために、誤送してしまったようです。えぇ~、このミスが起きた原因はヒューマンエラーです。本来は別の社員が中身をダブルチェックする手順でしたが、これが現場では適当に運用されており、人によってやったり、やらなかったりしているようです。いろいろと僕なりに調べてみたところ、こうした事例は自社だけでなく他の会社でも起きているようです。なぜ調べたかというと…

「加賀くん、話の途中に申し訳ない。時間が限られているので手短かに要点だけを話してくれないか。」

「はい、すみません。えーっと、要点としては、あのですね。えっと。」
やばい、頭が真っ白だ。要点、要点、要点。一体何を話せばいいんだ。

「加賀くん、ありがとう。いきなり指名したから慌ててしまったのかもしれないな。次の人に回すから一旦、座ってくれ。では、製造部の白井さん、報告をお願いします。」

せっかくあれだけ情報を集めてきたのに。僕は落胆しながら腰を下ろした。

それから会議は滞りなく進行したが、正直なところ内容はほとんど覚えていない。
かろうじて覚えているのは次回のアクションについてだけだ。
今回集まった情報を分析して、実際に改善に着手すべきポイントを探す、ということ。

果たして、こんな僕がこれから先、プロメンとしてやっていけるのだろうか。
もはや自分に自信など1ミリもなくなっていた。

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